2025年、ベネッセこども基金は
10周年を迎えました。

これまでご支援くださった皆様に
心より感謝いたします。

こどもたちにとって、
遊びや体験、学習を通した「まなび」は、
可能性を広げる力の源になります。
しかし、すべてのこどもが「まなび」に
アクセスできているか
というと、
そうではありません。

  • 「勉強は退院してからでいいよ」と言われるのがつらかった
  • 地震の後、勉強や遊ぶ場所がなくなった
  • 自分の特性を前向きにとらえたいのにうまくいかない
  • 安心して学べる場所がほしい

私たちは、まなびの課題の本質的な
解決をめざし、
これまでのべ367の助成団体、
自主事業パートナー
などと共に、
活動してまいりました。

ベネッセこども基金は、この先も
こどもの声を出発点にして、
多様なまなびの機会の提供と環境づくりに
取り組んでまいります。

こどもたちが
自らの可能性を広げられる
社会を目指して

イラスト2
寄付で応援する

ベネッセこども基金 ビジョンと活動テーマ

  • vision
  • こどもたちが自らの可能性を
    広げられる社会を目指して

  • mission
  • 制度から抜け落ちて支援が
    行き届かない領域を見極め、
    助成事業と自主事業の両面から
    社会課題解決に取り組みます。

経済的困難を抱えるこどもの学び支援
病気・障害をかかえるこどもの学び支援
被災したこどもの学びや育ちの支援
こどもの安心・安全を守る活動
よりよい社会づくりにつながる学び支援
くわしく見る
波線1

10年間の軌跡

志を同じくする多様な分野の方々と力を
合わせることで、
支援の輪が広がってきた
この10年間を、年表で振り返ります。
(詳しく見る場合は「 PDFで見る」を押してください。)

年表
PDFで見る
波線2

深まり・広がる「まなび支援」

活動テーマは多岐にわたりますが、
それぞれの支援によって
届けられた
「まなび」が、こども達に自信や前向きに
生きる力をもたらしています。
これを一つの活動で完結させず、
モデル化
することで他団体や地域へと広く波及していく
事例も生まれています。

もっと活動実績を見る
波線3

10周年Special Contents

ベネッセこども基金では、設立当初から
「こども×まなび」をテーマとした活動や支援に
取り組んできました。
10年の節目となる今年、
共に歩んできたパートナーや、当事者の
こどもたち自身の声を改めて聴きました。

インタビュー・トークの出演者画像

Special Interview

支援を届けた当事者のこどもたちが語ってくれた、「まなびから得たもの」とは?

「学び」が前向きに生きる力につながった

「重い病気を抱えるこどもの学び支援活動助成」助成団体「シャイン・オン・キッズ」こども企画室メンバー あきこさん(高校3年生)あきこさん(高校3年生)は中学受験直前に急性リンパ性白血病を患い、約2年半の治療を経て寛解しました。病気の告知を受けながら、周囲の細やかなサポートを受けて中学受験を諦めることなく、希望の進路に進めたあきこさん。合格した中学に通って学びたいという想いをモチベーションに闘病に向き合うことができたといいます。現在は、小児がん経験者として自身の経験をひろく発信する活動にも取り組んでいます。ベネッセこども基金では、あきこさんが所属するシャインオンキッズ(「重い病気を抱えるこどもの学び支援活動」の助成団体)と協働しています。

人として対等に意見を伝え合うカナダでの体験が、自信と力になった

自主事業「カナダの社会的養護の当事者ユースとの交流プログラム」参加 ゆあさん(高校3年生) ゆあさんは、児童養護施設で生活するこどもを対象とした海外研修プログラムに参加した高校3年生です。渡航先のカナダ・トロントはこども自身が意見を表明する機会を重視した先進事例の多い都市です。トロントで同世代の社会的養護経験者と交流する中で、国境を越えて「一人の人として対等に語り合う経験ができた」というゆあさん。短い滞在時間の中で、自分がこれまで考えてきたこと、大人に伝えたいメッセージを堂々と発表する姿を見せてくれました。ベネッセこども基金では、複数のパートナー団体との協働事業として当プログラムの企画・運営に参画しました。

Special Talk

10年の歴史を知る関係者と、まなび支援の未来について考えました

社会のあらゆる課題からこども達が受ける
困難の本質的な解決のために。
現場を支え、社会を動かす財団でありたい。

10周年Special Contents
青木智宏 ベネッセこども基金 事務局長×耳塚寛明 ベネッセこども基金 理事×佐久間貴子 ベネッセこども基金理事×李 炯植 認定NPO法人Learning for All 代表理事
yellow pattern green pattern
「こども×学び」支援のこれまでと
これから(対談より抜粋)

この10年で貧困と教育格差への注目が高まり、国の制度整備を含めた学習支援は大きく広まってきた一方、貧困率や、虐待、不登校などの数は減らず、こどもの生活を包括的に支援せざるを得ない、支援現場の現状が語られました。
保育・学童の現場からは、こどもの声を大人が聞き、信じて任せていくなど、日々の小さな合意形成の経験を積み重ねていくことの重要性が話題となりました。
それらを受け、ベネッセこども基金は、教育と福祉の制度が分立し、責任主体も異なる中、こどもにとっては一つの生活であることを常に意識し社会でこどもの学びと生活をどう支えるかを問い続ける必要性を感じました。
モデル性の高い事業への支援を通じて、社会に働きかける財団として、こどもたちの「よく生きる」を支え続けたい、という想いを新たにしました。
〔ぜひ対談全文をお読みください。〕

くわしく見る

Special Movie

事務局紹介Movie

「ベネッセこども基金」が大切にしている
伴走支援の
様子をご紹介する
ドキュメンタリー動画です。

事業紹介Movie

「こども×まなび」をテーマとした
支援事業の全体像をご紹介しています。

イラスト3

次の10年も あなたと共に

ベネッセこども基金は
こどもたちが安心して自分らしく生き、
希望を持って未来を描ける社会をめざして、
これからも皆様と共に
歩みを進めてまいります。

今後とも、変わらぬご支援とご指導を
賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

ご支援や、事業パートナーを募集しております。
ぜひお気軽にお声かけください。

ご支援・協業についてはこちら