活動実績
<FRJ2020>『複数年助成プログラムの実践から学ぶ、助成金獲得に必要な視点 』セッション実施報告
<FRJ2020>にて『複数年助成プログラムの実践から学ぶ、助成金獲得に必要な視点 』セッションを実施しました。
JCNE山田泰久氏をモデレーターとしてお迎えし、JANPIA 加藤剛氏、栃木県若年者支援機構 塚本竜也氏にご登壇いただき、助成する側、申請する側の両方の立場から、複数年助成プログラムの意義や獲得に必要な視点についてセッションを実施しました。
FRJ2020とは
FRJは、寄付・社会的投資に関する最新動向、非営利組織の資金調達に関する事例や、最先端のサービスを紹介する日本で唯一の「ファンドレイジング・カンファレンス」です。コロナ禍で顕在化した社会課題や、改めて問い直された私たちの価値観。そこにおけるファンドレイジングはどうなっているのか、FRJ史上初となるオンライン開催で、ともに考え、学ぶ8日間(9月8日~12日)。
実施概要
9月10日(木)12~13時 オンラインにて実施
事業を継続していくためには、単年度の助成金ではなし得ないことが多々あります。この課題を解消するために、最近複数年助成のプログラムが注目されていますが、今回のセッションでは、ベネッセこども基金の実践、助成を受け事業を実施している団体の事例、数々の助成を経験したプログラムオフィサーからの立場からの複数年助成とは、という3つの視点から、複数年助成の意義や大事な要素、申請のポイント、そして事業を継続していくためのヒントを確認し合いました。
当日のようす
長崎、京都、大阪、岡山、東京...と全国各地から100名を超える方々にオンタイムで視聴いただきました。 ベネッセこども基金の小松、塚本氏、加藤氏の順でご発表いただいた後、山田氏によるワンポイント解説がわかりやすく、 その後のトークセッションも山田氏のしきりで盛り上がりました。
「助成をする申請するとき、成果をどう評価するのか悩みます。客観的評価とは?」
「助成する団体とされる団体の人間関係は?」
「申請内容はよいのに、申請書にうまく表せていないときはありますか?その場合どうなりますか?」
など、具体的な質問もありました。
山田氏からは、ベネッセこども基金の「経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成」は、中長期の視点で事業をレベルアップさせるためのものなので、子ども支援ではない団体でも、申請書に記入することで団体の中長期でするべきことが整理されるのではないかという発言もありました。
最終的には助成の意図を理解して、自団体が合った助成を申請することが重要であるというまとめとなりました。
複数年助成は11月より募集を開始する予定です。このセッションを参考にしていただき、多くの申請があることを楽しみにしています。
過去の申請書は、
助成情報ページのアーカイブ
からご覧いただけます。
また、各団体様の活動レポートについては、
助成団体紹介ページ
からご覧いただけます。