活動実績
能登半島 豪雨災害支援
石川県能登半島は、甚大な被害をもたらした1月の地震の復興活動のさ中、9月に豪雨に見舞われ、激甚災害となりました。
能登半島で出会った復興支援団体の方々からも、「ようやく復旧復興フェーズへと移る兆しが見えて来た中、この被害は心が折れそうになります。」というお声が聞かれました。
子どもたちの学びや育ちへの影響も大きく、取り戻しかけていた日常が再び困難な状況に陥りました。
ベネッセこども基金では、子どもたちが直面している困難の解消に貢献していけるよう、支援を行っております。
●能登半島の現状と課題
能登半島の中でも輪島市は、400人を超える方々が避難し、被害が大きかった地域です。
泥や洪水の影響で学校が使えなくなり、小中学生たちは隣町の学校にバスで通っています。
放課後は地元に戻ってきますが、これまで子どもたちが放課後に過ごしていた
学校のグランドや遊び場も、震災後は仮設住宅となり、居場所自体が全体的に不足
しています。
震災後にせっかくできた居場所も豪雨で使えなくなってしまいました。
地元に帰ってきた
子どもたちをケアする人がいません。
復興のスピードが上がらない背景として、地震や豪雨の影響で、奥能登からは人が減っていしまっている現状があります。
1月の能登半島地震の際に、金沢に二次避難される方が多く、元から少なかった地域復興の担い手が、さらに減ってしまっているそうです。
特に、平日のこどもの居場所の担い手が全く足りないという声が聞かれました。
●ベネッセこども基金の支援(能登半島豪雨)
ボランティアの学生(もしくは社会人)を募集して、午前は居場所の復旧作業、午後は子どもの居場所の運営を輪島で行うことにしました。
NPO法人ETIC.、NPO法人 Chance For Allと連携し、安心してお仕事していただける環境を用意しています。
宿泊場所も奥能登には限られていますが、のと復耕ラボが運営する「茅葺庵」を優先的に使用できるようにしました。(降雪期間は別途検討中)
交通費・宿泊費・必要備品をベネッセこども基金から提供し、現地での運営は協力団体の皆さんにお願いすることで、自己負担はほぼなしでご参加いただけるようにしました。
●ボランティア参加者の声
「ボランティアに参加した期間中、毎日約30人のこどもたちが放課後に子どもの居場所に駆けつけてくれました。「震災で友達が引っ越しちゃったから悲しい」「遊べる場所が少ない」 と言っていた子どもたちも、放課後一緒に遊ぶことを楽しみにしてくれている 様子が伝わってきました。少しでも、震災の記憶が鮮明な子どもたちの心の支えとなれたら、うれしいです。」
お知らせ
- 【能登半島 豪雨ー支援中ー】
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能登登半島豪雨で被災した 輪島市の子どもの居場所
運営ボランティア募集 概要 ※募集は終了
https://wajima-ibasho-volunteer2024.my.canva.site/
- 【能登半島 地震ー支援終了ー】
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能登半島地震で被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成 結果報告
https://benesse-kodomokikin.or.jp/subsidy/interview/