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【11/19/土オンラインイベント開催】子どもの声を聴くってどういうこと? 子どもの権利と子どもアドボカシー <公益財団法人ベネッセこども基金MeetUp2022#1>
ベネッセこども基金MeetUpは、子どもたちを取り巻く社会課題を発信し、多様な関わりを増やし、解決策について一緒に考えていくイベントです。
今回は「子どもの声を聴くってどういうこと?子どもの権利と子どもアドボカシー」と題して、子どもの声を聴き、子どもの意見を尊重する姿勢や方法を学んでいきたいと思います。オンラインで実施いたしますので、どなたでもお気軽にご参加ください。
イベントお申し込みフォームURL(Peatix)はこちら
https://2022kodomokikin-meetup1.peatix.com
※リアルタイムでご参加できない場合でも、お申込みいただいた方にアーカイブ動画を公開した際にPeatix経由でご連絡を差し上げます。
開催概要
- 開催日
- 2022年11月19日(土)16:00~17:45 (開場15:50)
- スケジュール
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15:50 開場
16:00 ベネッセこども基金よりご挨拶
16:05 第1部 基調講演 子どもの権利/子どもアドボカシーについて
「子どもの権利や子どもの声を聴くことがなぜ必要なのか」(仮)
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 西崎萌氏
「子どもの声を聴くとは?海外や先行自治体の事例紹介」(仮)
一般社団法人子どもの声からはじめよう 渡辺清美氏
16:55 第2部 ディスカッション/質疑応答
・公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 西崎萌氏
・一般社団法人子どもの声からはじめよう 渡辺清美氏
・一般社団法人子どもの声からはじめよう なおと氏
・公益財団法人ベネッセこども基金 青木智宏
17:40 諸連絡
17:45 終了
- 視聴方法
- ZOOMミーティング
- 参加費用
- 無料
- お申し込み方法
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イベントお申し込みフォームURL(Peatix)はこちら https://2022kodomokikin-meetup1.peatix.com
※リアルタイムでご参加できない場合でも、お申込みいただいた方にアーカイブ動画を公開した際にPeatix経由でご連絡を差し上げます。
イベント概要
最近「子どもの権利」という言葉や「子どもの声を聴く」というフレーズをよく耳にするようになりました。今年6月には「こども基本法」が成立し、来年4月からは「こども家庭庁」が始動します。こうした「子どもの権利」を中心とした政策の推進によって、一体何が変わるのでしょうか?
「子どもの権利」とは、すべての子どもが自分らしく、健康的に、安心して、豊かに過ごすために必要な権利のことです。そのために国がすべきことをまとめた「子どもの権利条約」には、日本も1994年に批准しています。
しかし、それから約30年経った今でも、「子どもの権利」は大人たちにあまり知られていません。国際的NGO「セーブ・ザ・チルドレン」の調査によると、「内容までよく知っている」教員は約5人に1人(21.6%)で、「全く知らない」と「名前だけ知っている」教員は、あわせて3割(30.0%)にのぼります。具体的な取り組みなどについては、「特に何もしていない」教員は、約半数(47.0%)でした。
またコロナ禍では、子どもの自殺が過去最多となりました。理由のひとつに、子どもたちに関する決定の多くを、大人たちだけでしてきてしまったことが挙げられているようです。「もっと子どもたちの声に耳を傾けるべきだった」という意見もあれば、「いちいち聞いていたら何も決められなかった」という反対の声もあります。
「子どもの権利」では、常に子どもの最善の利益を考え、子どもの視点で、誰ひとり取り残さずに、健やかな成長を社会全体で後押しすることが求められています。そのために、私たち大人は、子どもたちにどう関わっていくのがよいのでしょうか?
そこで、セーブ・ザ・チルドレンで長年、「子どもの権利」の政策提言に取り組んでこられた西崎萌さんから、「子どもの権利」とはどのような内容で、なぜ保障するべきなのかをお話いただきます。
また、「一般社団法人子どもの声からはじめよう」で、「子どもアドボカシー」と呼ばれる、子どもの声を聴く活動を行っている渡辺清美さん、なおとさんから、子どもの声を聴くことの必要性や具体的な実践例をお話いただこうと思います。
西崎さんと渡辺さんからは、先進的な取り組みをしている自治体や海外での取り組みの事例もご紹介いただけるとのことです。子どもに関わるあらゆる大人の方たちと一緒に学ぶ時間にできたらと考えております。ご興味ある方はぜひご参加ください。
登壇者
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 西崎萌氏
新潟県出身。国際基督教大学教養学部教育学科卒業後、民間企業勤務、高校教員を経て、筑波大学大学院教育研究科で修士号(教育学)取得。2017年4月より公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンで、子どもの権利を保障するためのアドボカシー活動や啓発活動、子どもの意見表明のための調査、イベントなどを実施。2022年8月より内閣官房こども家庭庁設立準備室の非常勤職員も兼務。3児(小3、小1、3歳)の母でもある。
一般社団法人子どもの声からはじめよう 渡辺清美理事
上智大学文学部社会学科卒業。PR会社を経て2001年にサイボウズ入社。社長室で非営利チームとの協働、虐待防止、ワクワクする学び場づくりといった未来の芽を育む育苗実験に取り組んでいる。勉強会・政策提言プロジェクトとしてスタートした子どもの声からはじめようを2020年に法人化。一般社団法人子どもの声からはじめよう理事、NPO法人全国子どもアドボカシー協議会理事。一般社団法人ぐるーん理事。高1の息子と夫の3人暮らし。
一般社団法人子どもの声からはじめよう なおと氏
幼少期から虐待を経験。学校は虐待、体罰で不登校。中学卒業後、2020年5月に親からの虐待により児童相談所に保護される。同じような経験をしている人たちをなくすため2021年11月からSNSなどで、当事者発信をしている。現在は、自立援助ホームで生活しながら、通信制高校に通っている。アルバイトをしながら、子ども食堂のボランティア、子どもの声からはじめようのアドボケイトをしている。