助成団体紹介
【第一回助成先団体のご紹介 Vol.2】NPO法人いるかねっと(福岡県)
特定非営利活動法人いるか
代表理事 田口様
第一回(平成26年度)「経済的困難を抱える子どもたちの学習支援活動助成」の助成先の一つである、福岡県の特定非営利活動法人いるかねっと。いるかねっとは、子どもたちの学びの環境づくりを通して、福岡市の教育格差解消に取り組んでいます。今回の助成では、「貧困連鎖解消のための福岡市西区無料学習支援」というプロジェクトとして、子どもたちのための無料の学習会を運営しています。
いるかねっとの代表理事である田口吾郎さんに、団体の活動の様子や、取り組みに対する想いをお話しいただきます。
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200人の子供たちが勉強して、150人のボランティアさんが勉強を教えてくれました。
福岡市西区で、自治会長、公民館長、民生委員会、こども会、育成部会さんにご協力いただいて、勉強をしたいすべての子どもたちを対象に無料の学習会を運営しています。このマナビバの運営方針は、勉強をして成績を伸ばす塾ではなくて、子ども達が勉強をする気になるまで話を聞いてあげたり、成績や進路の相談に乗ってあげたりと、子どもたちに合わせて運営しています。毎週土曜日に開催しているマナビバでは、25回を開催して、200名以上の子供たちが参加してくれました。
運営方法も、マネージャー、ボランティアさんを中心に運営していて、現在では40名以上のボランティアさんがマナビバに力を貸していただいています。また、学期の終わりには修了式を実施していて、子ども達が自分たちが頑張った事の振り返りなどを行っています。
運営に当たっては、子どもたちを守るために保険の加入やいろいろなシステムを使って運営をしています。
<田口さんからメッセージ>
当団体は、福岡市における教育格差の問題をマナビバに子どもたちが自由に通える環境を創ることで解消したい、と考えています。
教育格差の問題があることは、子どものときから認識していました。しかし、今、国や助成機構、有識者、他NPOの皆様がその問題に向き合っている姿を見て、課題解決が出来るのでは、と期待を抱いていています。私たちは福岡でその問題に向き合い、教育を望む子供たち自由に環境出来る環境を創りたいと考えています。
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田口 吾郎さん
大学時代に地元の市営団地から大学進学者が一人もいないということに疑問を抱く。子どもの貧困連鎖解消のための教育格差の問題は深刻であると考え、無料学習会「マナビバ」を平成25年12月に様々な団体の協力の基、立ち上げを行った。