公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

【助成先訪問】TSURUMI こどもホスピスの「お仕事体験プログラム」を見学しました!

TSURUMI こどもホスピス

病気・障がいを抱える子どもの学び支援

TSURUMI こどもホスピスとは

TSURUMI こどもホスピスは、生命を脅かす病気(LTC)の子どもたちが、病気、病状とは関係なく、「家族と一緒に安心して過ごせる場所」として、子どもの学び、遊び、憩い、やってみたいと思うことを叶え、その子の「生きる」を支えるための「第2のわが家」です。

ベネッセこども基金は、2015年からTSURUMI こどもホスピスを応援していますが、今年度は、子どもたちのための「働く体験プログラム」を助成しています。

病院やホスピスで、療養中の子どもたちに楽しいイベントを催す事業は様々ありますが、働く体験をしかも継続的に実施するプログラムにはなかなか出会えませんでした。このプログラムが、子どもたちによい学びを提供し、他団体のよいモデルとなることも期待して、今回支援させていただきました。

 

働く体験プログラムプログラムとは

昨年からTSURUMI こどもホスピスでは、毎月第3日曜日に、「TCHパブリックデー」として広場を公開していました。そこに来てくれていたキッチンカーの「石窯PIZZAアンソニー」さんにご協力いただき、お店で働く体験をします。 お店では、ピザを焼く以外にも様々は仕事があります。どんなメニューがよいか考えたり、おすすめのポップを作ったり、そして、実際にお店に立って接客をします。 このプログラムには、小学5年~中学1年生の合計5人が参加しています。治療は終えている子どもたちですが、学校や病院の先生以外の大人と触れ合う機会が今まであまりないとういう問題意識もあり、今回のプログラムを企画されたそうです。

今回働く体験に参加している子どもたちは、昨年『ベネッセこども基金』の助成プログラムの中で、色んなプロフェッショナルな職業の体験をした子たちです。その経験もあって、「働いてみたい」といった好奇心に繋がったのだと思います。また、単純にこのプログラムが楽しそうに感じたこと、TSURUMIに行きたいと思っていることも、参加理由の一つではあるのではと企画したスタッフの市川さんはおっしゃっていました。 子どもたちにとって、TSURUMIが楽しい大好きな場所なのですね。

 

7月21日日曜日のようす

△10時半から打ち合わせ開始 今日やることを確認しました。
△オープン準備 一生懸命つくったポップを並べます。
△テーブル拭きも重要なお仕事!
△はじめは恥ずかしくて、なかなかお店に出られず、室内で仕事をしながらパソコンのビデオ通話機能を使って、外のお店の様子を見ていました。
△お客さんがきました!
△徐々にお客様も増えてきました!
△最後はみんな出てきて、接客。おすすめの味を説明し、できあがりを運びます。
△次第に硬い表情がなくなり、最後はみんなでポーズ。


子どもたちからは嬉しい感想が!

「緊張したけれど、おすすめをいうのは楽しかった。」「おすすめは焼きネギみそです」
「お客様が多くてドキドキしたけれど、またやりたい!」

△会場の全体像はこのような感じ

最後に


TSURUMIこどもホスピスは、何度が見学させていただきましたが、子どもがいるのは初めてでした。またこの日は、「サポーターズカフェ」という会員や寄付、サポーターとして活動を支えることに関心がある人や連携や支援、協力の可能性を検討している企業の方をおまねきして、お話をする会も実施されていました。スタッフの方々は大変そうでしたが、TSURUMIこどもホスピスが、子どもたちが生き生きと過ごせるために、みんなで応援する場ということをしみじみ感じました。

私たちも引き続き応援させてください!

 

◆TSURUMI こどもホスピス http://www.childrenshospice.jp/

 

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