公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

助成事業紹介|学校との連携を強固にした外国にルーツのある子どもとその家族の支援から、多文化多世代交流拠点を目指す!

認定特定非営利活動法人 茨城NPOセンター・コモンズ

経済的困難を抱える子どもの学び支援

助成事業名:外国籍の子と保護者が相談と学習の機会が得られる地域の支援システムを学校・行政・企業と連携して構築する

重点実行項目
①保育を通じた親子の小学校就学準備カリキュラムの確立と各学校でできる日本語初期指導法の見える化と実際の導入支援  
②親に日本の学校の仕組みと親の役割、親自身が生活者になるための学びの場を提供し、子に、同じような境遇の子と共に日本語と母語を学び、多様な社会体験ができる場を提供  
③送迎つきのフリースクールの開設準備
助成金額
初年度 2,200,000円
2カ年 3,900,000円
選考にあたっての評価点
・調査や視察を経て事業を立ち上げていくスタイルが企画に安定感を感じる。  
・外国に背景を持つ子どもたちの支援を、早期から行う例は、まだ余りないため、モデル化していけることを期待する。


多文化共生・学習支援・プレスクール・保育園




団体紹介 助成事業の詳細 助成事業のポイント・抱負

団体紹介

NPO法人の設立運営支援に関する事業と合わせて、社会的排除にあいやすい人の社会参加をサポートする活動に取り組んだり、寄付文化を広める活動をしています。日系ブラジル人など外国籍住民が多い常総市で10年前から子どもの学習支援に取り組んだり、4年前の水害からの復興に取り組んだりしています。

助成事業の詳細

    日本生まれの子どもが増えていますが、漢字や学習言語を習得するのが苦手な子が多くいます。成績が向上しにくいために進路の選択肢も限定されがちで不登校になる子どももいます。そこで就学前や日本の学校に転入する前に、日本語初期指導を行うプレスクールや放課後の学童保育を、教育委員会や学校と連携して充実させます。さらに、保護者向け日本語教室と子ども向け母語教室を新たに開き、不登校になっている子どもの居場所作りも行います。

助成事業のポイント・抱負

一人一人の子どもの学習ニーズに応じて日本語指導を計画的に行ったり、学校や家族と連携して学習しやすい環境を作っていけるよう、関係者の情報共有、交流にも力を入れていきます。日本でどう子どもを育てていけばいいか悩んでいる保護者と、増加する外国児童にどう教えていけばいいか悩んでいる学校、そして地域の人々をつなぐ場として、当会の拠点を多文化多世代交流拠点に育てていくことにも注力していきます。





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