助成団体紹介
採択団体一覧|2021年度<経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成>
採択団体一覧|2021年度<経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成>
ベネッセこども基金では、ますます複雑化する子どもの課題に対して、中長期視点で取り組む事業に対し、複数年(最大3か年)の助成を行っています。
本助成を通して子どもの支援を担う団体自身も成長し、地域において民間ならではの強みを活かした子ども支援の取り組みを団体と一緒に進めていくことを目指します。全7団体のご紹介です。今後、各団体の活動の様子やノウハウなども随時発信していきます。
2021年度「経済的困難を抱える子どもの学び支援活動助成」助成団体選考結果のご報告.pdf
※50音順
特定非営利活動法人CLACK(大阪)
プログラミング・自立支援
特定非営利活動法人芸術家と子どもたち(東京)
アートワークショップ・矯正教育・自立支援
特定非営利活動法人在日ブラジル人を支援する会(サビジャ)(東京・他)
外国ルーツ・日本語指導・学習相談
認定特定非営利活動法人 地球学校(神奈川)
外国ルーツ・日本語指導
特定非営利活動法人Next Generation(群馬)
学習支援・組織基盤強化
認定特定非営利活動法人フードバンク北九州ライフアゲイン(福岡)
地域連携・居場所・学習支援
一般社団法人ユガラボ(神奈川)
地域連携・居場所・学習支援
特定非営利活動法人CLACK
申請事業名:経済的に困難を抱える高校生のプログラミング学習支援(総額9,000千円)
「生まれ育った環境に関係なく子どもが将来に希望を持ち、ワクワクして生きていける社会」をビジョンに掲げ、主に経済的・環境的にしんどさを抱える高校生を対象に、完全無料で、対面でのプログラミング学習支援を行っています。PC、通信費、交通費すべてを提供することによって、「プログラミングを勉強したい。」という気持ちがあれば、勉強できる環境を提供しています。
▼助成事業(重点実行項目)
① 2拠点目の教室開講のための生徒集めおよびプログラミング体験会
② 拠点運営の仕組み化と、2拠点目の教室開講
特定非営利活動法人芸術家と子どもたち
申請事業名:矯正教育現場等でのアーティストによるワークショップを通じた経済的困難を抱える非行少年等の自立支援活動(総額9,000千円)
NPO法人 芸術家と子どもたちは、1999年に発足、2001年からNPO法人として活動を行っています。私たちが取り組んでいるのは、現代アーティストと、いまの子どもたちが出会う「場づくり」です。多様な価値観・考え方・身体感覚を持つ人々が共生する社会を創出するため、子どもたちとアーティストの出会いを通じて、創造的な学び・遊びの機会をつくりだす活動を行っています。
▼助成事業(重点実行項目)
① 少年院や少年鑑別所、児童自立支援施設等の矯正教育・自立支援の現場を視察、ヒアリング調査
② アーティストによるワークショップのプログラム開発
③ ワークショップのモデル実施および自己評価
特定非営利活動法人在日ブラジル人を支援する会(サビジャ)
申請事業名:在日ブラジル人児童への発達・学習サポート事業(総額9,000千円)
日本全国に在住するブラジル人の日本社会への適応、日常生活で生じる様々な問題の解決支援を行うことで、在日ブラジル人が安心して日本に暮らせる社会作りと、その子どもたちがその将来や未来への可能性を広げられるようサポートを行うことで、社会に貢献できる人材として成長できる環境作りを目指し、生活面・健康面・教育面から支援活動を実施しています。
▼助成事業(重点実行項目)
① ブラジル人児童への発達サポート
② ブラジル人児童への学習サポート
認定特定非営利活動法人 地球学校
申請事業名:外国につながる子どもたちの日本語学習を支える教室のオンライン化事業(総額8,923千円)
地球学校は横浜で外国人を日本語の面からサポートしているNPOです。「みんなちがって、みんないい。国を越えて、人と人をつなぐ」を合言葉に20年。外国人はもとより日本人にとっても多様性が尊重される多文化共生社会を目ざしています。主な事業は、だれでも参加可能な有料の日本語教室、親の都合で来日した外国につながる子どもたちを対象とした無料の地球っ子教室です。
▼助成事業(重点実行項目)
① 支援者がオンラインで学習支援できるためのスキルアップとともに既存の学習教材の収集と整理を進める。
② オンライン音読用の「ものがたり」教材(独自のイラスト&やさしい日本語版2種)を作成する。
③ 既存のゲーム形式の漢字学習教材を1つWeb公開するとともに誰もが活用できるマニュアルを作成する。
特定非営利活動法人Next Generation
申請事業名:ひとり親家庭をはじめとした貧困家庭の児童生徒への個別学習支援事業と組織力向上事業(総額9,000千円)
当団体は、2016年11月、群馬県内の高校生6人を理事にNPO法人として発足しました。私たちは、十分な学習の機会に恵まれない子どもたちに対し、学習の機会を提供することで、学力の向上のみならず、子どもたち一人ひとりが持つ将来像の実現に向けた包括的な支援を行っております。また、活動を支えるスタッフの多くは、大学生を中心とした若者であり、スタッフ一人ひとりの実践的な学びの場としても活用することで、これからの群馬県内の社会教育活動の活性化に貢献したいと考えております。
▼助成事業(重点実行項目)
① 学習の機会に恵まれない小・中学生へ支援の輪を広げる
② 継続的に支援が続けられるようファンドレイジングの強化
③ 学習支援のオンライン化に伴う実践研究
認定特定非営利活動法人フードバンク北九州ライフアゲイン
申請事業名:学習支援を充実させ、子ども食堂をプラットフォームとした子どもの貧困の連鎖を断ち切る地域モデル構築事業(総額8,713千円)
《ビジョン》 私たちは『すべての子どもたちが大切』とされる社会の実現をめざしています。それは言い換えれば、一人ひとりの子どもの中に潜んでいる可能性が大切にされ、その可能性を尊敬し、かけがえのない存在として一人ひとりが愛される社会の実現を目指しています。
《ミッション》生まれ育った環境のために、満たされた食事ができない、十分な教育を受けられない、 寂しい思いをしている子どもを、北九州市からゼロにする。
上記のビジョン、ミッションの実現を掲げ、環境課題解決のための食品ロスを削減するフードバンク事業と、その食品を活かして子育て世帯や福祉施設、困窮者を支援する福祉課題解決のための食のセーフティネット事業やファミリーサポート事業を行っています。
▼助成事業(重点実行項目)
① オンライン学習を活用したマンツーマン指導の充実と総合的な学習プログラム開発
② ボランティアの資質向上を目的とした教育と計画的運営が可能となるための資金調達強化
③ 地域住民への周知活動強化による、地域との協働実現
一般社団法人ユガラボ
申請事業名:経済的困難を抱えた子どもたちの安心できる居場所と継続的な学びを多地域で支えるプラットフォーム創出事業(総額9,000千円)
子どもからお年寄りまでの多世代が自由に過ごす「ゆがわらっことつくる多世代の居場所」の運営を中心に、多世代で共に学び対話をする「多世代共創塾」、子どもたちの学びの場「ゆがわらっこ大学」、多世代で共に食事をする「居場食堂」などのプログラムを実施し、「あたたかな斜めの関係」を実現してきました。コロナ禍では、通常の居場所が開所できない中、オンラインでの居場所開設や、2020年10月には子ども宅食便もスタートし、食材提供・学習支援とともに、ソーシャルカウンセラーさんやファイナンシャルプランナーさんと連携したサポートを実施しています。
▼助成事業(重点実行項目)
① 抱える困難に応じた学習支援のニーズ調査とカリキュラムの設計
② 当団体の人的資源の充実および西湘地区の他団体との横断的ネットワーク構築
③ 持続可能な学習支援体制構築に向けた当団体の財政基盤の強化