公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

2021年事業紹介|医療的ケア児と家族の為のホームスクールプロジェクト!

公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を

大住 力さん

病気・障がいを抱える子どもの学び支援

医療的ケア児と家族の為のホームスクールプロジェクト!


重点実行項目
テーマ①
医療的ケア児への訪問型スクールの実施
テーマ②
医療的ケア児家族の保育園等見学会実施
テーマ③
ホームスクール発表会&ミニシンポジウム実施


助成金額
1,500,000円

選考にあたっての評価点
・在宅医療に定期的に外部から学習支援が行われる訪問型ホームスクールや保育園等の情報提供・見学機会づくりは意義があり、この事業の実施と成果の発信により、幅広い人々に対する波及効果を期待したい。
・活動により得られた学習支援に関する知見を、他団体に共有し、ノウハウを積み上げていっていただきたい。



医療的ケア児 訪問学習

メッセージ

この度は、2021年度 重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成に、当法人のプロジェクトを採択していただきまして、誠にありがとうございます。

当法人は、2010年に設立し、全国に30万にいるとも言われる小児難病を患う子どもとその家族を応援することを掲げて10年間、日々、病気と闘っている家族に、非日常を味わってもらいたく、テーマパーク等にご案内する家族全員旅行等を実施して参りました。

一方で、その家族からのヒアリング等で、日常がどれだけ大変であるかを教えていただいたことで、日常サポートとして小児専門の訪問看護ステーションを立ち上げました。しかし、医療的ケアが必要な子どもとその家族を支えていく為には、医療のみならず、学びや遊び、包括的サポートは欠かせません。特にNICUを退院したあとに家族が直面する過酷なケア、未就園期の居場所の問題、学びの場の欠如は深刻であり、放置されてしまっている医療的ケア児とその家族も多くいるのが現状です。

そこで、本助成事業で、学びや表現の場が必要な医療的ケア児や保育園等に入園する権利を奪われている医療的ケア児の家庭を訪問し、母や兄弟児と一緒に発達に必要な遊びの提供、感覚発達を促す身体表現、五感を刺激していく表現活動、ICTを使った学びの場の提供などを主にした「医療的ケア児と家族の為のホームスクールプロジェクト!」を実施することに致しました。

ホームスクールプロジェクトでは、一般市民の皆様にも、プロジェクトの成果を見ていただき、皆様とともに考える場を作ることで、より社会的意義のある活動にしていきたいと願っております。

是非、ベネッセこども基金の皆様をはじめ、多くの皆様にも、本プロジェクトのまとめとなります、発表会&シンポジウムにお越しいただき、ともに子どもたちの成長を見守るサポート役になっていただけましたら、とても嬉しく光栄でございます。どうぞ、よろしくお願い致します。


公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を

代表理事

大住 力 さん

東京ディズニーランド等を管理・運営する㈱オリエンタルランドに入社し、約20 年間、人材教育、東京ディズニーシー、イクスピアリなどのプロジェクトの立ち上げや運営、マネジメントに携わる。現在は、難病と闘う子どもとその家族の応援を目的とした公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を代表。「"いま" を生きる」、をテーマに、難病と闘う子どもと家族への応援と共に、誰でもが持っている「底力(ソコリキ)」を応援するべく、教育現場から、刑務所、企業まで、幅広く講演活動も行っている。



2021年度<重い病気を抱える子どもの学び支援活動助成>採択団体一覧

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