公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

2022年事業紹介 ワクワクたのしい勉強会

特定非営利活動法人 ゆめみ~る

経済的困難を抱える子どもの学び支援

ワクワクたのしい勉強会


重点実行項目
テーマ①
勉強会の指導要綱、指導・教室運用マニュアルの作成

テーマ②
食堂での勉強会開催、実施要綱検証・改訂

テーマ③
教室見学誘致、2023年度開催拠点獲得

助成金額
2,296,430円

選考にあたっての評価点
支援が手薄な地域での無料学習支援で、計画の具体性を評価。行政委託の実現に向けた取り組みも期待します。

1)団体の紹介

2008年に地域住民の居場所作りを目的に立ち上げたNPOです。居場所拠点として地域食堂を開設し、その収益を居場所作り活動等の原資として取り組んで参りました。 2021年からは子ども支援を目的としたフードバンク事業を開始し、子ども食堂や学習支援事業に注力しています。


2)今回助成を受ける事業の紹介(課題、実行項目)

学習支援の手薄な北海道登別市において学習意欲が希薄な困窮世帯等の子どもに学習機会を提供します。
子ども食堂を拠点とした学習支援事業を実施し、講師に加え高校生・学生ボランティアが子ども1人ひとりに子どもに寄り添い支える学習会にします。
今年度はこの学習会を他の子ども食堂への展開、導入を可能とするロールモデルを構築し、次年度以降は「ワクワクたのしい勉強会」を複数の子ども食堂に展開します。


3)事業を実行していく上でのポイント・抱負

  • 子ども食堂を拠点とすることで子どもに様々な社会体験と居場所を提供できる場所作りを実践したい。
  • 自習に慣れていない状況が散見される生活困窮世帯の子どもにマンツーマンでボランティアさんが寄り添うことで集中力の維持と達成感の共有体験、成功体験を提供する学習会体制(ロールモデル)を構築する。
  • 「学習講師と生徒の1対多形式の勉強会進行」と「生徒のボランティアの1対1形式」を子どもの学習成果・成功体験の達成に向けてバランス良く運用するための知見集積とマニュアル化に取り組む。
  • 近隣の子ども食堂や行政機関(教育委員会など)への周知、見学誘致を行い本活動の理解醸成と多彩な連携(協働)のきっかけを模索する。
  • 「学び方」、「考え方」、「頑張り方」がよく解らない子ども達に勉強会の取り組みを寄り添いながら体感・獲得してもらい、継続して参加してもらえる場所作りを目指す。

フードバンクゆめみ~る

責任者

木内 卓 さん

大学卒業後、東京にてIT系会社を立ち上げWEBマーケティングに関わる。2015年故郷の北海道に戻り、地元NPOで生活困窮者自立相談主任相談員を務め、生活困窮者支援に関連するフードバンクや学習支援事業、子ども食堂の立上げにに関わる。2021年ゆめみ~るに理事として移籍し、子ども支援に特化したフードバンク事業、学習支援事業に邁進中。

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