公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

2023年事業紹介 経済的困難を抱える母子施設のこどもたち(小学生~高校生)のための地元大学 と連携した支援ネットワークモデルの構築

一般社団法人 UMEプロジェクト

経済的困難を抱える子どもの学び支援

経済的困難を抱える母子施設のこどもたち(小学生~高校生)のための地元大学と連携した支援ネットワークモデルの構築


重点実行項目
テーマ①
困難を抱えている母子支援センターの小・中・高校生の調査

テーマ②
学習支援ボランティアの担い手となる学生の募集と育成の仕組みづくりの構築

テーマ③
モデル施設で学校・教員・施設職員・行政関係各担当課と大学・団体と連携の強化

助成金額
1,539,800円

選考にあたっての評価点
母子寮の子どもの学習支援を、大学とのネットワークを活かして取り組む点を評価します。マニュアル作成や教育委員会との連携手法など、他団体へのモデルとなることを期待します。

1)団体の紹介

2019年に「こどもと多世代の居場所」を大学と共同研究締結のもと、地元住民参画で「出逢う・集う・繋がる」を目的に多世代で交流できる地域の拠点を、社会資源である「空き家」を利活用し、地域みんなでみんなの居場所を創る、を目的に立ちあげた団体です。誰でもいつでも利用出来る居場所として平日毎日、小学生を中心に集い、「学習支援」「こども食堂」「多様な体験活動」「フードバンク事業」を若者(高校生・大学生)・高齢者がボランティアで活動をしてきました。

「こどもたちの可能性が、地域の未来を切り拓く」をビジョンに、こどもの学びを支え、自ら人生を切り拓き、豊かに生きていくことの出来る機会を創出し、すべてのこどもたちが、意欲と創造性を育める未来を目指して、様々な活動に挑戦しています。

どんな環境に生まれ育っても、こどもたちが前向きで豊かに生きる事の出来る社会を目指して活動しています。


2)今回助成を受ける事業の紹介(課題、実行項目)

市内の拠点校となる、小学校区の母子寮のこどもたちの学習支援を団体と地元大学、母子支援センターと協働関係で進め、支援の在り方を構築していきます。

具体的には、初年度は母子支援センターの小・中・高校生を対象にこどもたち1人ひとりに応じた学習支援の在り方を構築するために、こども支援に関わる行政機関、学校、教員間、大学、施設職員、団体で情報の共有・課題整理を行い、2年目には学習支援体制(ロールモデル)の構築を行い、3 年目には学習支援モデルとして、地域社会の仕組みとして残せるように取り組みます。

3)事業を実行していく上でのポイント・抱負

経済的困難を抱える母子施設のこどもたちへの学習支援は、当団体にボランティアで活動をしてくれている大学生から、オンラインでの学習支援をやりたい、という声をきっかけに、申請させていただき、採択いただきました。こどもたち1人ひとりに寄り添い支えることの出来る学習支援体制構築に向け、こども支援に関わる行政機関、学校、大学、民間の団体、施設職員が協働で進め、地域資源を活かしながら、活動に取り組んでまいります。

一般社団法人 UMEプロジェクト

代表

髙橋 真理子 さん

東京都で長年、学童保育の仕事に携わる。看護をきっかけに、故郷である広島県尾道市に滞在する中で、都会と地方都市の教育格差・経済格差を目の当たりにし、小学生を中心とした「空き家利活用の居場所」UMEプロジェクトを立ち上げる。
また、市内の小学校での授業アシスタントを勤める中で「経済的困難を抱える家庭のこどもたち」への学びの体験を作っていく活動に注力していきたいと活動をすすめる。

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