助成団体紹介
2023年事業紹介 「モンゴルこどものオルドン」:在日モンゴル人の子どもの学習支援・居場所づくり・文化体験を行う事業
認定特定非営 利活動法人 茨城YMCA
「モンゴルこどものオルドン」:在日モンゴル人の子どもの学習支援・居場所づくり・文化体験を行う事業
- 重点実行項目
-
テーマ①
モンゴル語の学習支援事業 -
テーマ②
モンゴル人の居場所づくり・文化体験学習 事業 -
テーマ③
ネットワーク構築事業 - 助成金額
- 2,050,000円
- 選考にあたっての評価点
- 外国につながりのある子どもたちに対し、母国語をベースにした日本語学習支援や文化体験を通じ、アイデンティティ形成も支える取り組みである点を評価します。
1)団体の紹介
当法人は、「みつかる。つながる。よくなっていく。」というスローガンを胸に、茨城県県南地域において、地域住民のニーズに応え、子どもに関わる幅広い活動を行ってきました。子どもや青年の経験学習のため、海外との連携を強め、国際交流プログラムを実施しています。
2)今回助成を受ける事業の紹介(課題、実行項目)
本事業では、日本に住むモンゴル人の子どもを対象に、学習支援・居場所づくり・文化体験を行います。親との意思疎通の難しさや育った文化の違いから、子どもたちはアイデンティティが不安定なまま育っていくという課題がありました。そのような状況から、モンゴル人ボランティアを中心に活動が始まりました。
子どもたちがモンゴル語ベースで過ごす居場所を作ることによって、日本で生きながらもモンゴル人として自立していくことを支援します。安定した活動や継続的な子どもへの関わりに加え、拠点の増設、オンライン活動、参加費補助など、支援の広がりに努めます。
3)事業を実行していく上でのポイント・抱負
モンゴル語学習支援事業では、子どものモンゴル語の習得具合で、クラスを分け学習します。広報を通し、家庭やボランティアとのつながりを広げていきます。
モンゴル人の居場所づくり・文化体験学習事業では、学習支援と同時にモンゴル語ベースの生活空間を用意することで、モンゴル語での人間関係を広げます。居場所やお楽しみ会を共に過ごすことで、モンゴルの言語・生活・文化から、子どもたちのアイデンティティ形成を助けます。
ネットワーク構築事業では、教育・行政機関や支援団体との連携の中でつながりを広げ、より多くの人に活動を知ってもらい、支援者を増やしファンドレイジングを行い、より豊かな支援を行います。また、モンゴル人以外の子どもたちにも居場所を提供することを目指していきます。
稲本修一 さん
地元土浦市で自営の印刷業を継ぎ、地元での地道な事業運営を続け、実績を積み上げてきた。
その中、その人柄が広く多くの企業・団体等から信頼され、多数の社会的に意義のある働きに貢献する役職を依頼されている。
土浦南ロータリークラブ第40代会長、土浦ユネスコ協会会長、社会福祉法人愛信会評議員、つくば国際大学後援会会長、つくば国際大学短期大学後援会会長、筑波銀行本店後援会長、茨城ワイズメンズクラブ会長、土浦薪能倶楽部理事など、その職務を担ってきた。
認定特定非営利活動法人茨城YMCAでは、2020年に代表理事に就任した。2023年には茨城県市長会から民間自治功労者として表彰されるなど、これまで多数の職務を忠実に全うされ今日に至っている。