公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

2022活動報告|学校を中心としたこども支援ネットワークモデルの開発1年目の報告

特定非営利活動法人 COCONI

経済的困難を抱える子どもの学び支援

1年目の助成期間を終え、摂津市での取り組みをご報告いただきました。
事業の詳細などは以下からご覧ください。

2022年事業紹介 経済的困難等を抱える中学生のための学校を中心とした支援ネットワークモデルの開発




COCONIがめざしていること 摂津市での取り組み 次年度に向けて

COCONIがめざしていること

NPO法人COCONIは、困りごとを抱えるこどもたちを支援できるネットワークをつくるために摂津市教育委員会と連携しプロジェクトを行っています。
こどもの成長を見守る大人が繋がることで、子どもが孤立せず、主体的に生きる力が育ち、自分で人生を選び取ることができるようになることをめざしています。

摂津市での取り組み

まずは教育委員会と学校長のヒアリングへの同席や、キャリア推進委員会の委員としての活動から、先生方の思いを知るところからはじめました。
ゴールイメージを持つために、先進事例の調査を教育員会の先生方と行ったり、先生方へのアンケートなどの意見なども鑑み、共に学ぶ研修を実施するなど、少しずつプロジェクトを知ってもらうようにしました。

別府小学校にて先生方の対話のワークショップを開催

後半は、キャリア教育など学校の取組みとの連携を視野に入れた学習会や、先生方の対話のワークショップなどを行いました。
現在、こどもを支援している方々の個別ヒアリングや保護者と先生の対話のワークショップなどを実施しています。今後、保護者や地域の方との連携を進め、学校を応援していただける体制づくりを進めて行く予定です。

先生の意見を受けて文部科学省の長田徹先生による研修を実施
コミュニティスクールの先進事例を学びに三鷹市へ
不登校のこどもたちへの支援の先進事例を学びに戸田市へ

次年度に向けて

次年度は、こども支援者のネットワークやこどもの状況を把握する情報の仕組みなど、持続可能な取組みとするための活動を行っていきます。

先生方の置かれている状況を知れば知るほど、教育への予算と人の配置の必要性を感じています。
しかしながらそれは現場では変えられないものです。
学校を理解、応援していただける人を広げ、こどもたちも先生方も毎日行きたいと思える学校をめざします。

特定非営利活動法人 COCONI

代表理事

水木千代美さん

前職は商業施設の企画設計に従事。PTA本部役員から自治会に関わり、2011年大阪府吹田市に、子どもからお年寄りまでが集う居場所「さたけん家」を地域のみなさんと開設。2013年より学習支援や子ども食堂をはじめ、その縁で繋がった教育者や支援者とともに2020年に「すべての子どもたちが一歩先への希望をもてる社会」をめざし、NPO法人COCONIを立ち上げた。

キャリアコンサルタント/キャリア教育コーディネーター/二級建築士

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