公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

放課後学習教室(いつでも大学生に質問できる勉強スペース、家庭、学校に次ぐ第三の居場所としての機能) 、さくら教室(高校受験や英検試験対策行う集団授業形式の事業)業

特定非営利活動法人 BORDER FREE

経済的困難を抱える子どもの学び支援

・放課後学習教室(いつでも大学生に質問できる勉強スペース、家庭、学校に次ぐ第三の居場所としての機能)
・さくら教室(高校受験や英検試験対策行う集団授業形式の事業)業


重点実行項目
テーマ①
放課後学習教室全体で計60名の利用者数を目指す。シニア講師を登用して持続可能な運営を可能にする。

テーマ②
さくら教室のクラス数を5クラスに増設し、1クラス10人前後の少人数クラスとして、質の向上を目指す。

テーマ③
放課後学習教室・さくら教室をインスタで発信し、団体そのものや学習支援活動の知名度UPを目指す。

助成金額
1,160,000円

選考にあたっての評価点
●少人数授業・都立入試への対応など、学習指導の質にこだわっている点を評価しました。
●若者による団体規模に合わせた堅実な計画を評価し、今後の発展を期待します。

団体の紹介

当法人の理念は「教育格差の是正」です。

当法人では大学生メンバー一人ひとりが、学生生活や塾講師経験を通して「教育格差」を目の当たりにしてきました。現在の教育業界は、保護者の経済力や家庭環境、居住地域によって左右されています。その課題解決のため、子どもたちに安価で質の高い学習支援と居場所を提供することで、保護者の方・地域の方に「教育」に関心をもってもらい教育の間口を広げることを目標として活動を行っています。


今回助成を受ける事業の紹介(課題、実行項目)

団体設立当初は、「経済的な理由」で塾などに通うことができない子どもをメインターゲットに教室を開校しましたが、予想に反して「経済的な理由」で入会する生徒は少ないという課題がありました。

「経済的な理由」での利用者が少ない理由として、経済的に苦しいご家庭ではそもそも教育自体に対する関心も薄れてしまっているためだと考察しています。

そこで、行政などと連携して能動的にご家庭にアプローチを行うことで、まずは「教育」に目を向けてもらいます。

そして、そのようなご家庭に対して、「放課後学習教室」・「さくら教室」といった、質の高い学習支援を安価で提供することで、全ての子どもたちが当たり前に教育サービスを受けることができる世の中を目指します。

事業を実行していく上でのポイント・抱負

まずは、経済的に困窮しており養育費を出す余裕がないご家庭に対し、行政や社会福祉協議会と連携しながら、家庭訪問や定期面談を通して対話を重ね、教育に関心をもってもらいます。
その後、「さくら教室」といった集団授業や「放課後学習教室」といった学習会を通して、継続的な学習支援を提供します。
また、継続的な学習支援を提供するため、大学生のみならず、高校生や中高年世代の方にも講師ボランティアとして参加していただきます。
そして、中長期的な目標としては、多摩地域での行政・社会福祉協議会・多世代の講師との連携を通じて、それが日本全国のモデルケースとして安定運営できる状態をつくっていくことを目指します。

特定非営利活動法人BORDER FREE

理事長

二宮龍斗 さん

都立戸山高校卒業。桜美林大学航空マネジメント学群中退。現在は明治大学理工学部数学科の現役大学生。
高校時代の不登校の経験や、教育格差に対する課題認識から2021年に高校の同期である村上と当団体を設立。
また、中学受験、高校受験、大学受験の経験を活かし、受験生向けのサービスも2023年8月からスタートさせた。

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