助成団体紹介
子どもわくわく自然体験フィールドづくり
災害支援ネットワーク NPOかけはし
令和6年能登半島地震で被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成 活動報告
- 代表者名
- 大原 砂利
- 事業名
- 子どもわくわく自然体験フィールドづくり
支援地域/支援対象者/活動期間 活動地域や支援対象者の状況 支援の内容・方法 成果 考察
支援地域/支援対象者/活動期間
■活動地域
石川県輪島市
■支援対象者
輪島市門前地区に在住、避難している親子
■活動期間 2024年2月20日~6月30日
活動地域や支援対象者の状況
■支援時の状況
輪島市門前地区では、仮設住宅の建設や体育館の破損・物資置き場等のため、子どもたちが思いっきり体を動かして遊ぶ場所がないという現
状であった。このことに関しては、現地で活動する支援団体のみならず、区長さんなど地元住民からも心配の声が多く聞かれていた。
そこで、地元協力者の広いお庭を整備して、思いっきし体を動かし、自然体験もできる子どもたちの遊び場を作りたいと考えた。
支援の内容・方法
対象:輪島市門前地区に在住および避難している親子
場所:輪島市門前地区
内容:
地元協力者の広いお庭を整備して、思いっきり体を動かし、自然体験もできる子どもたちの遊び場を作った。
地元協力者のお宅は、NPOありんこの拠点「ありんこの家」は支援者の活動拠点であると共に、地元被災者の憩いの場ともなっており、毎週末のイベント時はもちろん、平時から近隣の子どもたちが立ち寄ること多い。
そのため、子どもたちが安心・安全に思いっきり外遊びのできる場を連携団体等と協力しながら作りたいと考えた。
なお、防犯上の安全対策として、地域の方より防犯カメラの設置や外部から入りにくくするネットの設置なども要望があったため設置をした。
毎週日曜日に、広場を開放し、同時に子ども食堂として昼食の提供も行った。
■実施頻度、回数
週末等を利用し、NPOありんこ連携団体、地域住民等と協力しながら整備作業を進める。
整備後は、見守り活動を行えるメンバーを調整しながら週末を主として開放したいと考えている。
■告知方法
・輪島市内支援団体情報共有会議での共有
・参加保護者間のLINEグループ
・NPOありんこさんのLINEグループ
成果
毎週日曜日に定期開催することで市内外から多くの子ども達が参加をしてくれた。
市外から毎週日曜に遊びに来てくださる保護者さんからは「学校で友だちになじめず不登校気味です。遊び場が限られているために休みの日でも
その子達に会うのが嫌で引きこもりがちになっていました。門前にこういった遊び場があると耳にしたので来させていただきました。久々に子どもの笑
顔が見られました」という嬉しいお言葉も頂戴した。
・現在、毎週日曜に開催している子ども遊び広場&子ども食堂には、約25~30名の子ども達が参加をしてくれているが、目標参加者数50名となる
よう広報活動を行っている。
考察
ありんこの家で思いっきり遊び、おいしい物を食べて週1回でも親子共にリフレッシュしていただくことで、ストレス軽減が見込める。
広大な敷地であるが為に、草刈りやヘビやハチなど野生動物への対応などに課題が残っている。
近隣地域だけでなく他地域からの来訪者とも関わることで新たなコミュニティが構築され、情報交換や孤立防止など大人同士の関係についても良いつながりができると感じている。