公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

金沢市内へ避難している能登地域のこどもたちの学習支援

特定非営利活動法人 シンママ応援団

被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成

令和6年能登半島地震で被災した子どもの学びや育ちの支援活動助成 活動報告

代表者名
小幡 美奈子
事業名
金沢市内へ避難している能登地域のこどもたちの学習支援

支援地域/支援対象者/活動期間 活動地域や支援対象者の状況 支援の内容・方法 成果 考察

支援地域/支援対象者/活動期間

■活動地域
 石川県金沢市

■支援対象者
 能登地域から金沢市内へ避難してきている小中学生

■活動期間
 2024年4月10日~6月29日

活動地域や支援対象者の状況

■支援時の状況
1月に起きた能登半島地震において、被害の大きかった珠洲市、輪島市、羽咋市だけでなく、七尾市、能登町、中能登町、穴水町などの被災エリアからもインフラや教育環境の悪化から、金沢市や県内各所へ家族や生徒だけの避難が行われました。
しかし、災害対応として生活や生命を優先する中で、子どもたちの教育や体験などの活動や、環境の変化や家族や友人の喪失に対するこころのケアは行き届いていないのが現状です。

支援の内容・方法

オンラインを活用した学習支援
【対象者】金沢市内で避難生活をおくる中学生~高校生
【場所】OMOスクール(石川県金沢市窪3-136-1)
【支援方法】NPO法人いるかの提供によるオンライン学習支援を利用し、学習に困難を感じている対象者へすべての教科に対する学習サポートを行う

■実施頻度、回数
2024年4月20日(土)~6月29日(土)
毎週土曜日、全10回

■告知方法
NPO法人シンママ応援団 公式サイト、公式LINE、Instagram、Facebookでの告知、PRTIMESへのプレスリリース掲載
子ども支援を行っている団体に協力を依頼し、チラシを配布

スペースを仕切って利用者同士の邪魔にならないように配慮
問題を共有しながらスムーズに学習ができました
学校の先生には聞きづらい学び直しもできました

成果

【参加人数】
毎週3名~5名の参加者、全10回で累計20名の参加

【生徒からの感想】
・個別に教えてもらえるので、先生や友達に遠慮して聞きづらいことも聞けて、分からなかったところが分かるようになった
・先生といろんな話ができて楽しかった
・成績が上がった!

【保護者からの感想】
・塾は高くて行かせてあげらないので助かる
・人見知りなので不安でしたが、楽しそうに毎週通ってくれてよかった。オンラインなのが良かったのかも?

考察

オンラインで自宅からでも参加ができるシステムを使用してはいますが、パソコンやタブレットを持っていなかったりオンラインへの接続に不安のある親も石川県では多いため、対面でのサポートがついた上でのオンライン個別学習支援という形は好評でした。
NPO法人いるかの講師陣も雑談を交えながらプライベートな悩みも聞いてくれていたようです。
参加者からの反応がとても良いプログラムだったので、継続して実施できる体制を整えたいと考えています。

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