公益財団法人ベネッセこども基金

助成団体紹介

2026事業紹介|小児がん・長期療養児のための社会とつながる学びと体験創出事業

一般社団法人顔晴れ会

病気・障がいを抱えるこどもの学び支援

小児がん・長期療養児のための社会とつながる学びと体験創出事業


重点実行項目
入院中でも自信や希望が育まれる機会を創出し、こどもたちが「自分の思いが社会に届いた」と実感できる学びを実現する

助成金額
¥1,840,000

選考にあたっての評価点
沖縄という地域性の中で、「社会とつながる体験機会の不足」という課題を当事者目線で捉え、こどもたちの気持ちや意見を尊重しながら、社会参加型の学びを創出する計画を評価しました。こどもたちの成長を地域社会が支え、継続的にこどもたちが体験を得られる仕組みの確立を期待しています。

1)団体の紹介

当団体は沖縄県内を拠点に、小児がんや難病と闘うこどもたちとそのご家族に寄り添い、彼らが希望を持って前向きに生きられる社会づくりを目指しています。
主な活動として、入院中のこどもたちに文具を届ける「きらめき文具店」や、地域住民とともに小児がん啓発を行う「顔晴れスタンド(レモネードスタンド)」を実施しています。また、付き添いのご家族に向けた「入院支援セット」の提供や、喪失と向き合う方のためのグリーフケア活動など、生活面・精神面での包括的な支援にも取り組んでいます。


2)今回助成を受ける事業の紹介(課題、実行項目)

入院や長期療養により、こどもたちは学校や地域とのつながりを失い、「友達と過ごす時間」「役割を持つ経験」が極端に限られます。院内学級では教科学習は補えますが、自己表現や社会参加の機会は乏しく、孤立感や自己肯定感の低下が課題となっています。
本事業では、病室にいても社会とつながることができる"ミニしごと体験型の学び支援"を創出します。実行項目として、
(1)社会参加型の学びと成果物づくり
(2)院内学級・医療スタッフ・家庭と連携した継続的な学び支援
(3)こどもの声を反映する仕組みの導入
を実施し、入院中でも「自分の力を発揮できた」という実感を育む環境づくりに取り組みます。


3)事業を実行していく上でのポイント・抱負

本事業で重視するのは、こどもたちが「自分の思いが社会に届いた」と実感できる学びの実現です。体調や年齢に応じて、文字・イラスト・シールなど多様な方法で気持ちを伝えられる工夫も行います。スタッフはこどもの言葉や表情を丁寧に記録し、企画改善に反映。さらに、次回のテーマや役割をこどもが提案できる仕組みを導入し、主体的な学びを促します。医療スタッフと連携し無理のない参加環境を整え、入院中でも自信や希望が育まれる機会を創出します。

代表理事

金城敦子 さん

2021年小児がん患者会を設立。2024年法人格を取得し、小児がん及び難病(命を脅かす病気)の子ども、家族支援の団体として活動を開始。主に琉球大学病院、県立南部医療センターこどもセンターで病棟支援を行っている。

SNSでこの記事をシェアする

一覧に戻る