プログラム活用事例
防犯 [鹿児島三育小学校]夏休み前に安全教室を実施!
[鹿児島三育小学校]
※鹿児島県鹿児島市にある鹿児島三育小学校では、夏休み前に、ベネッセこども基金の教材を使って、安全教室を実施しました。 1、2年生は、防犯、3~6年生は、情報モラルについてです。まずは、1、2年生様子を、担任の草野知子先生よりご報告いただきます。
実施日:7月19日木曜日
参加者:1、2年生
内容:
夏休みを前に、子ども達が休み中、安全に過ごせるようにと本教室を行いました。本校は、鹿児島市の中心部に位置し、繁華街も近いです。また、夏は盛大なお祭りも開催されるため、危険にさらされることが多いと感じています。子ども達に、危ないところには自ら近づかない、関わらないとの意識を強く持ってもらいたいと思い、実施しました。
1・2年生を対象としたため、「だるまさんがころんだ」や「歩きながらおにごっこ」を取り入れた内容にしました。パワーポイントを使用しての説明も、初めから反応がよく、自分達の体験を積極的に発言し、どんな時が危ないのかを確認しながら進めることができました。 特に、実際に人との距離感をつかむのに、「歩きながらおにごっこ」は有効でした。生活科で公園に行った際に、近所の方に話しかけられていた経験をもとに話すこともできました。
▲だるまさんが転んだ!
【子どもたちの感想】
・公園で、怖そうなおじさんに会ったことがあるが、距離を保って通ろうと思った。
・だれかに、お願いされても逃げることにする。
・絶対に車に乗ったらダメだと思った。
・「だるまさんがころんだ」で、チラチラみながら歩くことを、「歩きながらおにごっこ」で、距離感がわかった。
【授業を実施した草野先生の感想】
子ども達の意識は予想以上に高く、はじめから熱心にきいてくれ、質問にも積極的に答えてくれました。ただ、人との距離感や、一人でも平気と思っていた児童もいたため、実際に距離感を経験したり、鹿児島県であった実例をあげて説明したりすることで、自分ごととして捉えることができたように思います。夏休みを前に防犯の意識を高めるよい機会となりました。また、冊子は、保護者の防犯意識の啓蒙のために、とても優れた教材であると感じました。
▲冊子を配布する様子
※学校で学習したことを、子どもから保護者に伝えることはなかなか難しいです。しかし、子どもに安全意識を定着するためには、保護者の協力が欠かせませんので、冊子をうまく利用していただければと思います。