公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防犯 [鎌倉市立第二小学校 かっぱの会]「二小においでよ・夏スペシャル 学校宿泊体験」の中で、参加者みんなで安全について学ぶ!

[鎌倉市立第二小学校 かっぱの会]

こどもの安心・安全を守る活動

※鎌倉市立第二小学校 かっぱの会 芝浩文さんよりご報告いただきました。

  

実施日:7月21日(土)

参加者・人数:児童、保護者、先生合わせて約100人

  

内容:

かっぱの会は、鎌倉市立第二小学校の児童の父親と男性教師を中心とした集まりです。

休みの日に男性教諭・父親・こどもが学校で自由に遊べる「二小へおいでよ」などの取組を中心に、地域と小学校を結ぶさまざまな活動を行っています。こどもと一緒に私たちも遊び、互いを知るきっかけを作り、そのあとに飲み語らったりしながら仲間の輪を広げ、地域でこどもを守り・育てることを目的に活動しています。

  

かっぱの会の活動のうち、「二小においでよ・夏スペシャル 学校宿泊体験」は、災害時に避難所となる小学校に宿泊し、避難生活を疑似体験することで、こどもや保護者の災害に対する備えへの意識向上や、こども自身が災害時の限られた条件の中でどのように対応すればよいのかなどを学ぶことを目的として開催され、今年で第8回目を迎えました。 今回のテーマは「身近な危険に備えよう」で、このイベント内のプログラムのひとつとして、ベネッセこども基金の安全プログラムの資料を使用し、こどもの安全・安心に対するポイントを参加者みんなで学びました。 今回のイベントに向けてネットで「こどもの安全」に関する調査をしていたところ、ベネッセこども基金のHPにめぐり合い、使用させていただくことにしました。

  

参加者全員が体育館に集まり、ハンドブックを配布。児童向けと保護者向けの内容があることを説明したうえで、パワーポイントを投影し、全員の反応を見ながら、急ぎ足にならないよう注意しながら進めました。 今回は、「自分を守る安全な空間」に重点を置いて実施。実際にこどもと保護者でペアになってもらい、「こどもが考える安全な距離」と「大人がすぐこどもを捕まえられる距離」の違いを認識しました。 また、パワーポイントのアレンジできるページで、地域・学校で実施している「こども110番」の取り組みや、地震発生時に危険箇所となる部分に関する説明を実施しました。

  

イベント全体の様子は、かっぱの会ホームページも参照ください。

http://kappanokai.jp/index.html

  

  

写真本番用.jpg

 

  

【参加者の感想】

・「非常にポイントを押さえた分かりやすい内容のハンドブックを配っていただき、助かります。こどもと一緒に読み直してみたいと思います。」

  

・「実際に起こっている色々な事件に対し、なかなか対処方法をこどもに説明できないが、こどもの目線での対応方法が書かれていていいと思う。」

  

・「『いかのおすし』の内容がわかりやすく解説されておもしろかった。」 「家でもう一度こどもと読み直して見ます。」

  

【講師の感想】 

こどもが関係する痛ましい事件が報道されており、最近では「知り合いに会っても挨拶はしてはいけません。」というような風潮もある中、このハンドブックには、地域とのかかわりを大事にして、そこに安全の基盤を置きながら、こども自身がどのように身を守ればいいのかのHow toが分かりやすく書かれていると思います。

また、アレンジできる部分があったため、上記の通り地域の活動や、時世に合わせた内容を追加することが出来て、非常に有意義なプログラムに出来たと思います。 しかし、内容が盛りだくさんですので、今回の1時間枠でやりきるのは難しいと思いました。

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