プログラム活用事例
防犯 【愛知県知立市猿渡保育園】「子どもの安全を守る」をテーマにした研修会の実施
愛知県知立市猿渡保育園
※猿渡保育園 H30年度父母会役員 研修会担当の加藤志保様からご報告いただきました。
日時:11月10日(土)9:00~11:00
参加者・人数:保護者約70名、園児(年中・年長)37名、そのほか園職員
【きっかけ】
子ども向けに「あんぜんについてどう知らせたらよいか?」を伝えられるものを探したところ、「こどもの安全安心ハンドブック」を見つけた。講師の先生と相談し、保育園児に理解しやすい絵やシナリオを利用し、研修全体の興味を抱いてもらうため導入部に利用しました。
【内容】
第1部:
園児向け「子どもと学ぶ あんぜんとからだ」 導入は、ベネッセこども基金の安全教室の内容を紙芝居にして使い、安全と危険のイメージを持たせました。その後、対人距離(腕一歩の距離)に加えて、オリジナルな内容として、プライベートパーツについても説明しました。最後に対人ワークとし、誘いながら近づいてくる人に対し、「いや」「来ないで」など制止のことばを発する練習を行いました。
第2部:
保護者向け「性(生)について学ぶ」 講師より、①性に対するイメージ・性教育とは ②子どもたちが学んだこと(第1部の説明、継続指導の必要性、からだを守るためのケアなど)③これからの子どもの社会(ネット・メディアの使い方)について講演いただきました。
【感想】
年長さん:
こわい人が近づいてきたときに、大きな声でさけぼうと思ったけど、なんて言ったらいいのかわからなかった。練習したら、「やめて」と言えた。好きなものをくれると言ったら、もらって逃げようとしたら、つかまってしまうのがわかった。こわいと思った。
保護者:
すごく真剣に話しを聞いた。安全ときいて、「事故に遭わない」とかそういうイメージしか考えていなかったが、「自分を守ることも安全を維持するために大切なこと」や「たすけて」と言うことが子どもにとってはできそうで難しいことが体感できた。
講師:
保育園の園児たちが、どんな話をしたら乗ってきてくれるか不安だったため、このシナリオを紙芝居として使わせてもらうことができてイメージが作りやすかった。子どもたちが、紙芝居を真剣に聞いてくれて、途中の問いかけにも積極的に応じてくれたため、保育園の園児にもわかりやすい内容になっていると思う。園児がひとりで行動することは今のところなく、防犯ブザーのページなどは割愛したが、年長児はあと半年後には小学校の登下校が始まるため、年齢によっては小学生と同様に、防犯ブザーの使い方なども実践的に練習するのも必要かもしれないと思った。