公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防犯 【岩手県立前沢明峰支援学校高等部】「子どもの安全・安心ハンドブック」を活用して、実際の事例に添った具体的な対応の仕方を学ぶ!

岩手県立前沢明峰支援学校高等部

子どもの安心・安全を守る活動

※岩手県立前沢明峰支援学校高等部副校長 熊谷道仁様からご報告いただきました。

 

 

日時:2018年12月14日(金)

参加者・人数:2年3組 生徒8名(男子6女子2) 教員3名(男性2女性1)

 

 

〈内容〉

これまでは、児童生徒の不審者への対応のしかたについては、担任を通じてクラスごとに指導していましたが、今回は、実際にあった事例を提示し、副校長が、ベネッセこども基金の「子どもの安全・安心ハンドブック」を活用してミニ講義を行いました。

「子どもの安全・安心ハンドブック」P7からP9に関して、①「断る」②「逃げる」③「助けを求める」を板書し、①では、生徒自身に、欲しいもの、好きなもの、行きたいところ、を挙げさせ、そのような言葉で近寄ってきたらそれはすべてウソだと指導した上で、実際に発すべき言葉について確認しました。②では、「逃げる」ことの大切さを伝え、とりあえず走って逃げることをシミュレーションしてみました。③は、生徒に「助けて―」と叫ぶ体験をさせました。すべての生徒が、大きな声で「助けて―」と叫ぶことができました。大きな声を出す練習も大切だと実感しました。

 

前沢支援学校画像_本番用①.jpg

△「単純明快な言葉」を板書し、説明

 

前沢支援学校画像_本番用②.jpg

△真剣に講義を聴く生徒

 

〈感想〉

教員感想Ⅰ:

生徒に分かりやすい声掛けとシミュレーションをとおして、楽しく学ぶことができていたと思います。実際に不審者と会ってしまったとき、しっかりと①、②、③を活用できる生徒であってほしいです。

教員感想Ⅱ:

実態に差があるクラスですが、全員が関心をもって話を聞いていました。パンフレットの中の、特に重要なキーワードを抜き出し、簡潔明瞭な話だったので分かりやすかったのだと思いました。

生徒感想:

こわい人がきたらにげることがわかりました。いろいろおしえてくれてありがとうございました。

講師感想:

教育の目的は、どの教育機関でも本質的に変わりはないです。生徒自身の思考回路や求めているものを想像・察知し、明確でわかりやすい指示を心がけました。

 

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