プログラム活用事例
防犯 【香川県高松市】「子どもが安心安全に過ごすために親や地域ができること」の講演会でこどもの安心安全ハンドブックを配布しました。
香川県高松市
香川県高松市「子どもが安心安全に過ごすために親や地域ができること」の講演会の模様を講師の「子ども安全ネットかがわ」代表 弁護士 仙頭真希子様からご報告いただきました。
日 時:2018年8月22日(水) 10時~12時
対象者:小学校入学前,及び低学年の子を持つ保護者,地域の大人
実際には30名の保護者が参加。予想以上に小さい年齢の保護者が今のうちから聞いておきたいと
多数参加してくれました。
アンケートで分かった参加者の長子の年齢は,6歳以上;9名 5歳;4名 4歳;1名 3歳;5名
2歳;4名 うち0歳連れ;10名
〈実施目的〉
小学生が下校途中に連れ去られて殺害されるという事件が,毎年のように全国どこででも起きている現状を踏まえ,親として子どもの安全を守るためにできることを知りたいというニーズが高まっています。小学校入学前,及び低学年の子を持つ保護者に向けて,通学路の安全をどのように確保するか,子どもの安全を守るために,親や地域ができることを知っていただくために,企画しました。来年から小学校に入学し,一人で登下校することになる年長児の保護者が国分寺ホールに講演会の企画を提案し,実現しました。
〈実施の詳細〉
まず,子供たちに向けて「おおきな声でいえるかな」という紙芝居を読み,車には絶対に乗らないこと,プライベートゾーンを守ることの大切さ,嫌な触られ方をしたときには,大きな声で「やめて」と言っていいことをわかりやすく伝えました。
その後,保護者に向けて,通学路の安全の確認の仕方,警察が提唱する「いかのおすし」は犯罪者に出会った後の対処法なので,出会わせないようにするために,通学の際は「入りやすく,見えにくい」場所を避けること,そのような場所を一人で通るときは特に周囲を警戒することなどを伝え,子供と一緒に実際の通学路を確認することを勧めました。
保護者向けの話の中で,「こども安心安全ハンドブック」に記載された内容に沿って,まずは自分は守られていい存在だと子供が思えるようにすること,地域の人はみんな子供たちを守ろうと思ってくれていること,ただし中には怖いことをする人もいるということ,もし怖い目にあったときはどうするかを子供たちに日頃から伝えていく必要があることを話しました。
その後,質疑応答に答えて終了しました。
△紙芝居を読んでいるときの模様
〈感想〉
参加者:
子供の事件が増えているので,気をつけたらよいことを知りたくて参加しました。これから先,子供にきちんと伝えようと思いました。
子供が男の子なので油断していました。
男の子なので,トイレに一人で行かせるなど認識が甘かったことを思い知らされました。ビデオ(安全教育教材)を見て子供がどれくらい認識しているか少し分かったので,もっと話し合いが必要だと思いました。
夫も連れて来られたらよかったです。夫婦で参加できる機会があるといいと思いました。
講師:
予想以上に小さいうちから,子供の安全に不安を覚えている保護者が多い事を知りました。
子供にどのように伝えてよいか分からないという声が多かったので,子供と一緒に聞ける講演はニーズが高いと思いました。今回のような講演に親子で一緒に参加すると,帰ってから,講演で聴いた内容や一緒に見たビデオなどを題材に話がしやすいと思うので,親子で参加できる形式はよかったと思います。
平日の昼間という時間帯から,参加者は学童支援員の男性1名を除き,全員母親でした。
夫にも同じように子供の防犯について興味をもってもらいたいという声も多かったので,企業内の研修にぜひ子供の安全教育を取り入れてもらいたいと思いました。