公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 【千葉市立新宿小学校】3年生の道徳の時間に、SNSを実際に使いながらの実践的な指導をしました!

千葉市立新宿小学校

子どもの安心・安全を守る活動

※千葉市立新宿小学校 3年2組担任 荒木淳先生よりご報告いただきました。

 

 

日時:2019年2月5日(火)
参加者:3年生児童 35名・学級担任

 

 

<目的>
道徳の時間に、「初めてのスマホ安心ガイドブック」を使って、インターネットのモラルについて学習しました。その際クラスの実態を確認したところ、自分が使えるスマートフォンやパソコンがあるという児童が多かったため、SNSを使用する際の注意点についても指導しました。
<内容>
まずは資料を使って、SNSの活用のしかたについて指導しました。その後、校内のチャット機能を使い、相手の顔が見えずに文字だけで会話をするということを体験させました。

 

千葉新宿小②写真1_本番用.jpg △まずは資料を使って、担任から指導

 

千葉新宿小②写真2_本番用.jpg △次に、校内のチャット機能を使って実践。嘘やなりすましの危険性を体験する。

 

 

児童の中に、教師からあらかじめ「話題に対して嘘をつくように会話する児童」を設定しました。
しかし、チャットグループの中に嘘をついている人がいることに気がついた児童はおらず、文字だけでの会話の怖さを実感してもらうことができました。さらに、教師が児童になりすましてチャットに参加していたことを明かし、顔や名前がわからないことによる「なりすまし」の危険性を指導しました。
事前準備として、児童がキーボードで文字を打つことに慣れておく必要があります。

 

 

<感想>
児童:
チャットは楽しかったけれど、悪いところもあるということがわかりました。インターネットでは、嘘をついている人もいるので気安く信じてはいけないということや、相手に自分のことを簡単に話してはいけないということに気がつきました。
保護者:
子どもに携帯を持たせおり、子ども同士がやり取りするのを許可するかどうか悩んでいたところでしたが、この話を受けてまだ早いと感じました。習い事の帰り道などの連絡に必要なので子どもにスマートフォンを持たせていますが、まだ保護者の方で制限をかけて安全に使わせていきたいと思います。
教員:
児童は資料の話だけで理解したつもりになっていましたが、実際に体験をさせてみることで、SNSの良さと危険性を学んでもらうことができたので効果的だったと思います。

 

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