プログラム活用事例
防犯 【埼玉県さいたま市立泰平小学校】15分間の朝活動の時間を活用。各クラスで防犯について効率的に学びました
埼玉県さいたま市立泰平小学校
さいたま市立泰平小学校 安全主任 廣瀬先生よりご報告いただきました。
日 時:2019年 9月24日(火)8時20分~8時35分(朝活動の時間に各クラスにて実施)
参加者:全校児童660名、教職員40名
<きっかけ>
近年増えてきている不審者への対応訓練を実施するため、ちょうどよい教材や講師がないかと探していたところ、ベネッセこども基金から「子どもの安全・安心ハンドブック」の見本が送られてきました。授業時数の確保の都合上、授業を1コマ使って訓練をすることは難しく、15分ほどの朝活動の時間に各クラスで指導したいと考えていたため、教材の内容やボリュームもちょうどよく、安全部の教員で中身を検討して申し込むことにしました。
<目的>
防犯についての意識を高め、以下の3点について知識を身につけられるよう、学びました。
1)不審者と会わないようにするには
2)不審者と会ってしまったら
3)不審者が学校内に入ってしまったら
<内容>
教材の動画を10分ほど視聴してもらったあと、冊子を使いながら5分ほどで内容の確認をしました。また、本校独自のコンテンツとして、通学路の危険箇所マップや、防犯ボランティアさんの写真、本校への不審者侵入時の対応についても扱いました。
△動画を真剣に視聴。(3年生)
△冊子を読み、内容を確認。(4年生)
△相手との安全な距離を試して確認。(5年生)
<感想>
児童:
・動画がおもしろかったです。
・不審者がこわいので、帰り道で一人にならないようにしようと思いました。
・知らない人に話しかけられたときは、安全な空間を保つようにしようと思います。自分が思っていたよりも相手と距離をとる必要があったので、驚きました。
・不審者について、大切なことを改めて確認することができました。
・防犯ブザーを点検したら電池が切れていてならなかったので、家に帰ったらさっそく交換します。
教員:
・教材に動画が入っていたので、各担任から指導するときでも指導内容が統一されるところが良かったと思います。ぜひ来年も活用したいと思います。
・冊子には防犯の要点がまとまっていたので、持ち帰って保護者と一緒に読んでもらえるところも良かったです。
・新学習指導要領に向けて授業時数が増え、全国的にも行事を削減している学校は多いと思います。なかなか訓練の時間を確保するのが難しい中、防犯について短時間で効果的に学べる教材となっているところが良いと思いました。