プログラム活用事例
ネット 【群馬県伊勢崎市立境采女小学校】学校保健委員会でネットゲームの利用について考え、グループに分かれてマイルール作りをしました
群馬県伊勢崎市立境采女小学校
伊勢崎市立境采女小学校 養護教諭 福澤先生よりご報告いただきました。
日 時: 2019年12月12日(木)
参加者:5・6年生児童119名、薬剤師・教員・保護者18名(学校保健委員会にて実施)
<きっかけ>
学校に冊子プレゼントの案内が届き、今年度の学校保健委員会のテーマ「生活習慣とメディア ~ネットゲームに夢中になると~」に合っていたため、申し込みをしました。
<目的>
インターネットやネットゲームの弊害や依存症について知り、各家庭でのルールを決め、生活習慣を改善できることをねらいとしました。
<内容>
事前に児童にアンケートをとり、ネットゲームの利用時間などの実態を把握しました。学校保健委員会では、児童保健委員によるショート劇「ネットゲームに夢中になると」、ICTサポーターによるレクチャー「情報モラルについて」でインプットをしてもらった後に、各クラス4グループに分かれて「インターネットのマイルールを考える」というワークを行いました。教材の冊子を使いながら、マイルールを決めて書き込めるページに、それぞれ考えて決めた内容を記入してもらいました。記入したマイルールは自宅に持ち帰り、保護者のサインをもらい再度学校に提出してもらうことで、家庭でもメディアの使い方について考えてもらうきっかけにしました。最後に、学校薬剤師よりアドバイスの言葉をもらい、学校保健委員会をしめくくりました。
<感想>
児童:
・今まで自分の部屋で勝手にゲームをしていたけれど、リビングでやるようにしたいです。
・ゲームの時間を1日1時間未満にしようと思います。
・ゲームを家から持ち出すときには、親に許可をもらうようにし、公園やファストフード店ではやらないようにしようと思います。
・スマホやゲームのマナーについて、改めて考えることができました。
保護者:
・「フォートナイト」が15歳以上が対象のゲームとは知りませんでした。親自身がゲームの知識がないので、もっと知らなければいけないと思いました。
・何を一番大切にしなければならないか、考えて行動させるようにしたいです。
教員:
・今やゲームが生活の一部になっている児童も多く、なかなか止められないのが実状です。先を見通して生活し、睡眠や入浴の時間をゲームのために削らないように意識してもらいたいと思います。
・ゲームだけが話題のすべてとなり、ゲームをしない子を仲間はずれにすることのないようにしてもらいたいと思います。