プログラム活用事例
防犯 【鹿児島県鹿児島三育小学校】冬休み前に防犯の授業を実施。家庭に持ち帰って読んでもらえる教材冊子も役に立ちました
鹿児島県鹿児島三育小学校
学校法人三育学院 鹿児島三育小学校 担任 草野先生よりご報告いただきました。
日 時:2019年12月19日(木)
参加者:1・2年生児童
<目的>
本校は市の中心部に位置し、繁華街も近くにあります。通学中はもちろんのこと、冬休み中にも児童が安全に過ごせるよう、危ないところには近づかない、関わらないなどの意識を強く持ってもらうことを目的として授業を行うことにしました。
<内容>
「子どもの安全・安心ハンドブック」を使用し、ポイントを一つ一つ確認していきました。児童の実体験から、不審な人に会ったことがある、エレベーターで知らない人と二人きりになると怖い、など日常の中で危険を感じる場面を積極的に発言してくれました。また、公園のトイレが危ないことを知らない児童も多数いたため、実際にあった事件などを例に挙げて説明しました。
その後、人との距離をとる練習として、手を広げて歩き回る活動を行いました。子どもよりも大人のほうが体が大きいので、自分で思っているよりも距離をとる必要があることを確認してもらいました。
<感想>
児童:
・なるべく一人で遊んだり、お店に行ったりしないようにしようと思いました。(1年生男子)
・帰るときは、いつも防犯ブザーに手をかけて歩いているので、これからもそうしようと思います。(1年生男子)
・マンションのオートロックの番号を見られないように気をつけようと思いました。(1年生女子)
・怖いことがあったら、「いや!」とはっきり言って、すぐに逃げるようにします。(1年生女子)
・持ち物に名前を書くときには、知らない人に名前を知られないよう内側に書くようにしようと思いました。(2年生女子)
教員:
・子どもたちは初めはおもしろがっていましたが、鹿児島市内でも小学生が事件に巻き込まれていることを話すと、真剣に聞き始め、質問にも積極的に答えてくれました。日ごろから交通安全と防犯については気をつけるよう声かけをしていますが、冬休み前に改めて意識を高めてもらうよい機会になったと思います。また、教材のガイドブックは持ち帰って保護者に読んでもらうことができるので、家庭での防犯意識を高めてもらうためにもとても優れた教材だと感じました。