プログラム活用事例
ネット 【栃木県宇都宮市立桜小学校】6年生の学活の時間に、安全なスマホの使い方について話し合い。「どうしたら楽しく使えるか」前向きな意見が出ました
栃木県宇都宮市立桜小学校
宇都宮市立桜小学校 担任 細越先生よりご報告いただきました
日 時: 2019年12月18日(水)4時限目
参加者:6年生の児童 33名
<きっかけ>
本校の児童のスマートフォン所持率が市平均よりも高く、6年生では8割を超える児童が自分用のスマートフォンを持っています。昨今のSNSを通じた誘拐などの事件について、4年生以上の児童には以前一斉指導を行ったことがありますが、クラスの実態に応じて冬休み前にいま一度意識を高めてもらうため、教材を申し込むことにしました。
<目的>
インターネットやSNSに潜む危険性について、改めて理解を深めてもらうこと。また、保護者へも同時に意識を高めてもらうことも目的としました。
<内容>
講師用プログラムに沿って、学級活動の時間を使って45分間の授業を行いました。「どんなことに注意すれば、楽しくスマートフォンを持てるのか」という課題を設定。まずはスマホ使用の現状について児童に挙手にて発言をしてもらいました。
その後、グループに分かれてどうしたらスマホを上手に使えるか、話し合いをしてもらいました。グループごとに、問題とする場面設定を決め、その場面について話し合いをしてもらいました。
最後に、振り返りを記入。ガイドブックは家に持ち帰り、保護者と一緒に読んで話し合ってもらうよう指導しました。
<感想>
児童:
・SNSは、正しく使うととても便利だけれど、使い方をまちがえると怖いことになるんだと改めてわかりました。きちんと家の人とルールを確認して使うようにしたいです。
・ネットゲームには怖いことがたくさんあるけれど、自分の意志でやめることができなくなると聞いて、自分にも少しあてはまるところがあったので特に怖いなと思いました。大切なことがいろいろ学べてよかったです。
・家の人とインターネットやSNSのルールを決め、それを守るようにしようと思いました。早寝・早起き・朝ごはんを心がけて、楽しく使いたいと思います。
教員:
・授業中の意見発表や感想文から、思った以上に児童がスマホやゲーム機を使用していることがわかりました。怖さを押しつけるのではなく、どうしたら楽しく使えるかをテーマとして授業を進めたので、前向きな意見がたくさん出ました。ガイドブックを家に持ち帰ってもらったので、今後は家庭でのルール作りや指導が重要なポイントになってくるかと思います。