プログラム活用事例
防犯 【群馬県前橋市立荒子小学校】1・2年生に防犯指導を実施。今までの安全指導とつながる部分も多く、児童の防犯意識を高めることができました
群馬県前橋市立荒子小学校
前橋市立荒子小学校 担任 新井先生よりご報告いただきました。
日時:2019年12月中旬
参加者:1・2年生児童(各クラスにて実施)
<きっかけ>
これまで低学年では警察のかたの出前授業などを行ってきましたが、今回の教材セットを知って、児童がより実感できる事例が載っていることや、ハンドブックを通じて保護者にも防犯への意識を高めてもらえることなどから、申し込むことにしました。
<目的>
ふだん生活している中でも危険は起こりうるということを認識してもらい、防犯意識を高め、より安全な行動や生活になるよう見直してもらうことをねらいとしました。
<内容>
講師用プログラムに沿って、教室のテレビにパワーポイントのスライドを映しながら授業を行いました。今まで行ってきた防犯教室や日ごろの安全指導の内容とも関連づけ、児童自身に考えさせながら授業を進めました。ふだんの指導から、児童がしっかり覚えていることも多く、ほとんどの児童が自分なりの防犯対策や心がまえをもっていることが確認できました。「どんなときに一人になるのか」については、予想外の場面もあったようで、児童から驚きの声があがっていました。最後に、教材の冊子を持ち帰ってもらい、家庭で保護者と話し合って今一度ルールを考えてもらうよう促して終わりました。
△授業のようす。教材セットのスライドを使用
△ 不審者に会ってしまったときの対応を実践しながら確認
<感想>
児童:
・一人にならないように気をつけなければいけないとわかりました。もし不審者に会ってしまったら、防犯ブザーを鳴らして大声を出して逃げるようにしようと思います。
・いつも、登校中に遊んでしまっていたけれど、今日の話を聞いて遊ばないようにしようと思いました。
・ふだんから「安全スイッチ」をオンにして、一人にならないように気をつけながら、まわりに注意して過ごそうと思いました。
教員:
・教材セットには、パワーポイントのスライドやシナリオがすでに準備されており、こちらで特別な準備をしなくてもすぐに授業ができたので使いやすかったです。パワーポイントのスライドもわかりやすく作られていて、児童の興味を惹いていました。今までの防犯教室などで扱ってきた内容とつながる部分も多く、防犯について改めて意識を高めることができたと思います。