公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防犯 長期休み前の安全指導に活用

熊本県熊本市立白山小学校

子どもの安心・安全を守る活動

そのまま授業に使える教材セットで、スムーズに指導ができました。

報告者
担任 馬場先生
実施日時
2019年12月13日(金)、20日(金)
参加者
全校児童(各クラスの学級活動にて実施)
保護者(学級懇談会にて実施)

<きっかけ>

学校に「初めてのスマホ安心ガイドブック」「子どもの安全・安心ハンドブック」の見本が届いていたのを見て、冬休み前の安全指導と、学級懇談会での保護者への啓発に良いと思い、申し込みました。

<内容>

保護者向けには、全クラスの学級懇談会にて情報モラルの教材である「初めてのスマホ安心ガイドブック」と、防犯の教材である「子どもの安全・安心ハンドブック」を配布し、防犯やスマホ、ゲームの利用などについて担任から話をしました。特に高学年では、他県の小学生がSNSを利用していて事件に巻き込まれたこともあり、情報モラルのほうに重点を置いて説明。冬休み中のスマホの使い方や、各家庭でのルール作りについて改めて確認するよう提案しました。

冊子を使って、学級懇談会で保護者向けに説明

児童向けには、学活の時間に「スマホ・インターネット安全教室」の講師用プログラムを活用して、45分間の授業を行いました。スライド資料を電子黒板に映しながら、なるべく一方的な説明にならないようグループでの話し合いの時間を設け、意見を出し合ってもらいました。長時間ゲームをやってしまっている子どもも多くいたため、動画のひろしくんの生活については特に関心を持って考え、意見を出してくれました。

SNSでのコミュニケーションについて、グループで話し合い

<感想>

児童

  • インターネットでは、うそを簡単につけたり、情報がすぐに大勢の人に伝わったりするので怖いと思いました。もしそういうことがあったら、お母さんや先生に相談します。自分だけで解決しようとするのはもっと危ないということがわかりました。
  • スマホやインターネットは、便利だけれど使い方を間違えると大変なことが起こるとわかりました。ぼくは、ゲームのやりすぎに気をつけたいです。
  • SNSでのやりとりでは、相手を傷つけないようにする思いやりが大切だとわかりました。また、インターネット上のことを簡単に信じないようにしたいなと思いました。

教員

  • いつも長期休業前の学級懇談会では、防犯やスマホ、ゲーム、SNSなどについて話をしていますが、今回は教材の冊子があったので説明がしやすく、具体的に話すことができてよかったです。
  • 講師用プログラムは、初めに学習のめあてがあるので授業の見通しがもててよかったです。授業の進め方の参考となる講師用のシナリオや、そのまま使える振り返りシートなど役立つものが多くよい教材でした。動画の教材も、児童の生活に実際に起こり得るリアルな設定になっていたので、子どもたちも真剣に考えて意見を出してくれました。

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