プログラム活用事例
ネット 児童のネット利用の実態に合わせ、テーマを絞って教材を活用
岐阜県恵那市立上矢作小学校
ネットの情報を簡単に信じない、ということがうまく伝わりました
- 報告者
- 曽我校長先生
- 実施日時
- 2020年2月27日(木)
- 参加者
- 全校児童69名
<目的>
本校では情報モラル指導として、「全校集会での生徒指導主事からの講話」「各クラスでの担任からの補足説明とプリント教材への記入」「プリント教材への保護者のコメント記入」という一連の流れを、年間で全5回にわたって実施しています。今回は最終回の5回目の指導として、児童のネット利用の実態から特に「情報の信ぴょう性」と「ネット依存」をテーマに、授業を1コマ分使って行いました。
<内容>
ベネッセこども基金の教材を使って、全体の指導を校長から、その後トラブルへの具体的な対処法についての話を生徒指導主事から行いました。
「③時間の使いすぎ」では動画を視聴、児童に質問を投げかけながら学習を進めました。
「④ネットで知らない人と」では、特に「ネットではうそがつける、簡単に信じない」の場面に重点をおき、インターネットで最近出回ったデマなどを例に挙げて指導を進めました。最後に、何かあったときは大人に相談することや、専門の相談窓口などを紹介して全体学習を終えました。
各教室に戻ってからは、担任から各学年の理解や実態に合わせて追加の指導をし、学習した内容と感想をプリントに記入。プリントは家に持ち帰り、保護者と話し合いをしてコメントやサインをもらい、後日提出してもらい指導の締めくくりとしました。
<感想>
児童
- タブレットやゲームは持っていないけれど、かんたんにうそがつけてしまうのはこわいと思いました。(1年生)
- 校長先生の話を聞いて、インターネットは楽しいけれど危険でもあると思いました。家族にもインターネットにはうそがあることを教えてあげたいと思います。(2年生)
- インターネットで調べものをするときには、うそものっていることに気をつけながら調べるようにしようと思いました。(3年生)
- インターネットやゲームの時間を守ることは、自分のためにも人のためにも大切なんだと思いました。(6年生)
教員
- 動画に対しての反応がよく、全学年の児童が一斉に見ても、理解できる内容になっていました。
- スライド資料に書いてあるキーワードに対して、口頭で具体例などを付け加えて指導することができました。
- 冊子のタイトルから、スマホの購入を促しているようなニュアンスを受けるのが残念でしたが、内容はよかったので、保護者に説明を補足のうえで配布しました。