公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット ネットマナーやゲームの使用について、わかりやすい事例とともに指導

岩手県釜石市立釜石小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『参観日に授業を行ったところ、保護者のかたもいっしょに考えてくれました』

 報告者
生徒指導主事 佐々木先生
 実施日時
2020年6月16日(火)
総合的な学習の時間(フリー参観日に実施)
 参加者
5年生児童29名

<目的>

もともと、6月に「インターネット等に関する利用調査」を児童に行い、インターネット使用の実態を把握し、指導を行う計画を立てていたため、計画に沿って実施しました。5年生の児童は全員がゲームをしており、自分の携帯電話を持っている児童も5名いいいました。また、授業でもパソコンやタブレットを使用することが増えてきて、SNSも身近な通信手段となってきています。今回、情報モラルについての基本的な事項がわかりやすくまとまっている教材をいただけたので、これを活用して授業を行うことにしました。

<内容>

パワーポイントのスライド資料を使い、教師用プログラムに沿って45分間の授業を実施しました。動画の中の、ゲームについての場面では、自分の生活と照らし合わせて考える児童が多くいました。また、今回フリー参観日の1時限を使い、総合的な学習の時間の授業として行ったため、4~5名の保護者も参観していたのですが、保護者のかたも我が子の家庭でのゲーム使用のようすについて話し合う姿が見られました。保護者も児童も、ゲームとのつき合い方を改めて見直すよいきっかけになったのではないかと思います。

自分の考えを発表する児童
教材の中の問いに対し、考える児童

<感想>

児童

  • インターネットでは簡単に嘘がつけるということを知って、こわくなりました。だから信じすぎないようにしたいし、あまりやりすぎないようにしたいと思いました。インターネットやゲームに時間を使いすぎるとよくないことばかりだということがわかりました。
  • 本や映画の画像や映像をインターネットにあげてはいけないということや、人が嫌がること、気持ちを傷つける写真などを送ってはいけないということがわかりました。また、インターネットで知り合った人に会ってはいけないということも知りました。

教員

  • 4つの事例の内容がわかりやすくまとまっていて、テンポよく授業を進めることができました。時間の使いすぎの事例は、児童にとってとても身近なものだったようで、自分事としてとらえて考えることができました。

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