プログラム活用事例
防犯 学校への不審者侵入を想定した対応・避難訓練を実施
福島県伊達郡桑折町立半田醸芳小学校
『事前・事後指導に活用したハンドブックは、どの学年にもわかりやすく指導しやすかったです』
- 報告者
- 4年生担任 五十嵐先生
- 実施日時
- 2020年5月27日(水)
- 参加者
- 全校児童99名
<目的>
毎年この時期には防犯指導を実施していますが、ベネッセこども基金の教材のことを知り合いの教員から聞いて資料を取り寄せました。不審者から声をかけられた場合の対処法や、自分の身を自分で守ることを理解させることを目的に、取り寄せた教材を活用して指導を行いました。
<内容>
テレビ放送により全校児童への防犯教室を実施。警察署のかたにもご協力いただき、教員と警察署員での不審者への対応訓練を行いました。授業中に学校に不審者が侵入してきたという設定で、「スズメバチが校内に侵入しました」という合図をきっかけに、学年ごとに担任教師の指示のもとすみやかに避難することを確認しました。『子どもの安全・安心ハンドブック』は事前・事後指導の教材として活用しました。
<感想>
児童
- 一人のときが危ないので、一人で帰らないようにしたいと思いました。
- 不審な人が近づいてきたときは、家族や近所の人、警察に知らせるということがわかりました。
- 『子どもの安全・安心ハンドブック』の絵や文がわかりやすかったです。自分を守る安全な距離がどのくらいか、わかりました。安全な町になるように、みんなで注意する必要があると思いました。
教員
- 不審者に侵入されてしまったときの合図や、安全な避難場所について日ごろから考えておくことが必要だと思いました。
- 不審者の恐怖を強調しすぎると、とくに低学年の児童は不安になってしまうことがあるので、事後の指導や心のケアも大切だと思いました。
- 『子どもの安全・安心ハンドブック』は低学年から高学年まで、理解しやすい絵と文章で構成されていたので指導がしやすかったです。児童が、「こんなときが危ないんだ...」とぶつやきながら読んでいたのが印象的でした。