公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防犯 夏休みに入る前に低学年向けに安全指導を実施

福井県吉田郡永平寺町立志比南小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『以前指導した内容も忘れられている場合があり、くり返し指導してよかったです』

報告者
豊岡先生
実施日時
2020年7月20日(月)
参加者
1・2年生児童30名(各クラスにて担任が指導)

<目的>

昨年度末にも1・2年生を対象に安全教室を実施していますが、夏休みを迎えるにあたって、自分の命を自分で守るということを意識してもらいたいと思い、休み前のタイミングで指導の時間をとりました。

<内容>

パワーポイントの資料を教室のテレビに映し、『子どもの安全・安心ハンドブック』の冊子を使いながら授業を行いました。時折子どもたちに、「こんなときどうするか」など投げかけて考えさせたり、「助けて」と声を出す練習をしたりしながら進めました。指導後、再度各自で冊子を読んでもらい、感想を書いてもらうようにしました。



冊子を見ながら指導を進めるようす。指導後には各自で冊子を通して読んでもらいました。

<感想>

児童

  • ぼくはこわがりなので、もし声が出なかったらぼうはんブザーを使おうと思います。ふだんからぼうはんブザーを大切に使います。(2年生)
  • 一人になったときはまわりをしっかり見るということや、自分をまもらなければいけないとき、どこににげこめばいいのか、何をすればいいかなどがよくわかりました。(2年生)
  • 知らない人についていかないこと、もし知らない人に体をつかまれたら、大声で「たすけて」とさけぶということがわかりました。(2年生)

教員

  • 現在の2年生は、1年生のときにも安全教室を受けていますが、内容を覚えていなかった児童もいたので改めて指導してよかったと思いました。冊子やパワーポイントの資料で、「自分は大切な存在である」ということを再確認してもらうことができました。また、自分の身をどう守ればよいのか具体的に示されていたので、一人になったときにどうすればよいか、具体的な手立てを理解してもらうことができたと思います。各自で冊子を一通り読んでもらいましたが、「初めて知ったことがある」という児童もおり、冊子が役立ったと感じています。低学年は毎年継続的に安全指導を行い、防犯意識を高めることが大切だと思いました。


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