プログラム活用事例
ネット 「スマホ依存にならない」ことを目標に指導
鹿児島県中種子町立岩岡小学校
『スマホ以外の過ごし方を考えるなど、前向きな意見が出ました』
- 報告者
- 特別支援学級担任 徳永先生
- 実施日時
- 2020年7月14日(火)
- 参加者
- 全校児童 20名
<目的>
夏休みにはSNSやゲームを利用する機会も増えることから、ゲーム機やスマホ・タブレットの適切な使い方について理解を深めるために、「どんな危険があるのか具体的に知る」「どんなときに依存したくなるか気づく」「実行できそうなほかの過ごし方を考える」の三つを目標に指導を行いました。
<内容>
はじめに、スマホやタブレットのいいところ,よくないところについて挙げてもらいました。次に、文部科学省作成のネット依存やネット課金についての動画を二本視聴。その後、どんなときにスマホを触りたくなるか、スマホの代わりに何をすればよいか、などを考えてもらい、話し合いをしました。最後に振り返りとして、「初めてのスマホ安心ガイドブック」の33ページを使用して考えをまとめてもらう予定でしたが、教材が届くのが8月になってしまったため、9月に改めて配布し、冊子の読み合わせと考えの記入をしてもらう予定です。
<感想>
児童
- スマホは便利だけれど、よくないところもあります。家のルールを作って、使いすぎないようにしたいと思います。
- 自由な時間はスマホだけでなく、読書やお絵かき、家の手伝い、外遊びなどしたいです。
- お金が請求されると怖いと思いました。気をつけて使いたいと思います。
教員
- 「スマホをやめましょう」ということではなく、いいところと悪いところを理解して適切に使う方法や、スマホ以外の過ごし方を考えてもらうことで、依存症にならないようにすることをねらいとしました。授業ではどの子も素直に前向きに考えてくれました。実際に家に帰ってからも実践できたかどうかは、夏休みが明けてからようすをたずね、改めて「初めてのスマホ安心ガイドブック」も活用しながら指導したいと思います。