プログラム活用事例
ネット スマホの安全教室で、SNSの危険性を指導
福岡県那珂川市立岩戸北小学校
『子どもに身近なトラブル事例が網羅されていて、素晴らしい構成の教材でした』
- 報告者
- 6年生担任 紅楳先生
- 実施日時
- 2020年7月3日(金)
- 参加者
- 6年生児童 134名
<目的>
ここのところ、携帯電話のSNSでのトラブルが身近な問題となってきていました。子どもたちはSNSの便利さを実感していますが、危険なものであるという意識があまりないように見受けられます。最高学年になり、改めてSNSの危険性を認識させ、上手に関わる方法を考えさせる必要があると思い、指導を行いました。
<内容>
45分版のプログラムに沿って、総合的な学習の時間を使って各クラスにて授業を実施しました。冊子「初めてのスマホ安心ガイドブック」とパワーポイントのスライドを用いながら話を進めていきました。
特にゲームのしすぎで生活習慣が乱れて友達を失ってしまうという事例は、身近なことと感じる児童も多かったようです。また、SNS上の誘いに乗ってしまい、取り返しのつかないことになるという事例は、子どもたちにも危機感を与え、改めてSNSのリスクを認識できたようでした。
最後に、スマホやタブレットとのつき合い方を家庭でも再度見直してほしいと考え、「初めてのスマホ安心ガイドブック」の最後のページにある「わが家のルール」を記入することを家庭での課題として提出させました。家庭で話し合いをしてくれた保護者の方もたくさんいらっしゃいました。
<感想>
児童
- 自分ではいいと思ったことが相手にとっては嫌なこともあるので、気をつけて使わなければならないと感じました。今日からネットの使い方を見直そうと思いました。
- 授業を受けて、インターネットの恐ろしさがわかりました。軽い気持ちで扱ってはいけないと感じました。身近なものだけれど、自分が危険に巻き込まれてしまう可能性があることがわかりました。
- スマホやタブレットは便利だけれど、間違って使うと取り返しのつかないことになると感じました。ルールを作ることはとても大切だと思いました。
教員
- 冊子「初めてのスマホ安心ガイドブック」も指導プログラムも、構成がすばらしいと思いました。子どもたちに身近なオンラインゲームをはじめ、SNSでのトラブルの多くが網羅されているので、楽しいもの、便利なものである一方で、非常に危険な側面もあるということが子どもたちにしっかり伝わっていく構成になっていて感心します。また、冊子には保護者へのメッセージのページもあるので、学校での学びにとどまらず、家庭でも話し合えるようになっているところも、教材として価値が非常に高いと思いました。