プログラム活用事例
ネット 身近な事例が豊富な教材で、SNSマナーを指導
大阪府 豊中市立豊島西小学校
『児童にも保護者にも伝えたいことがまとまっている教材です』
- 報告者
- 5年生担任 松本先生
- 実施日時
- 2020年8月7日(金)
- 参加者
- 5年生児童 34名
<目的>
本校では携帯電話安全教室を毎年度実施していますが、スマートフォンを利用したトラブルが身近な問題となってきています。また、スマートフォンの利用に関して保護者に呼びかける機会が少ないため、保護者への呼びかけもいっしょに行うことのできる本プログラムを活用し、指導することにしました。
<内容>
総合的な学習の時間を使って45分間の授業を行いました。睡眠時間と学力の関係、スマートフォンの利用と学力の関係といった、全国の調査データもいっしょに教材として活用しました。授業は、冊子「初めてのスマホ安心ガイドブック」を中心として進めました。クイズ形式になっており、どの事案も子どもたちに身近なものだったので、子どもたちの反応もよく、集中して取り組んでくれました。
特に、人によって受け取り方が変わる言葉のトラブルの事例では、「そういうことかあ」と声を漏らす場面も見られました。各ページに保護者向けのコラムが載っていますが、高学年であれば児童でも十分に理解できる内容となっており、なぜ危険なのか、法的にはどうなるのかといったことを授業でも効果的に扱うことができました。学習の最後には、冊子の最後のページを活用して家庭でルールを決めてくるように促しました。
<感想>
児童
- 本屋さんで写真を撮ってはいけないということや、著作権というものがあるということは勉強したことがあるので知っていましたが、法律の話を聞いて本当にやってはいけないと改めて思いました。スマートフォンは便利だけれど、気をつけて使わないとトラブルに遭うことがわかったので、気をつけて使おうと思います。
- 今はスマートフォンは持ってないけれど、6年生になったら買ってもらう予定です。そのときにトラブルにならないよう、今から勉強してルールも決めておこうと思いました。友達とトラブルにならないよう、相手の気持ちを考えて正確に伝えられるようにしたいです。ときには直接伝えたり、ほかの方法も考えたりすることも必要だと思いました。
- スマートフォンでいろんなトラブルがあることを知りました。今は家庭のルールで自由にスマートフォンに触れないようになっているのですが、そのようなルールは大切なんだと思いました。これからもルールを守って使うようにしたいです。
教員
- 夏休みを迎える前に実施でき、家庭でもルールを振り返ってもらうよい機会になったのではないかと思います。