公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 少し不安のあったSNSのモラルについて指導

岡山県 総社市立総社中央小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『教材がわかりやすく中学年の児童でも十分理解できます。』

報告者
上田先生
実施日時
2020年7月20日(月)~30日(木)
参加者
3~6年生児童 267名(各クラスにて実施)

<目的>

携帯電話の使用モラルについては、前年度は携帯電話会社の方に来てもらって学習をしていました。今年は長期間の臨時休校もあり、SNS使用のモラルに不安があったため、安全指導の一環として各学級活動の時間に指導を実施しました。

<内容>

学級活動の時間を使って、講師用プログラムに沿って45分間の授業を行いました。教室に大画面の電子黒板があるので、それを用いてパワーポイントに沿って展開しました。シナリオやパワーポイントの資料があったので、事前準備が少なくスムーズに授業ができました。

<感想>

児童

  • 心に残っていることは、SNSでのやりとりです。言い方が少しちがうだけで人を傷つけてしまうことがあるとわかりました。私は中学生になったらスマホやインターネットを使うと思うので、注意して使おうと思います。勝手に写真を撮ったり、人がいやがる写真をのせたりしないようにします。インターネットやゲームをあまりしないように、家族にも協力してもらって管理できるようにしていきたいと思いました。
  • スマホ・インターネットでは、トラブルがいろいろあることがわかりました。今はスマホを持っていないし、ゲームやインターネットもあまりしないけれど、今後使うときには気をつけようと思いました。メールでもいろいろなトラブルがあってびっくりしました。家の人とも話して、ルールを決めておくことが大切だと感じました。

教員

  • 講師用のプログラムのシナリオは、大切な内容が盛り込まれており、とても充実していました。しかし時間配分に配慮して進行しないと、時間内に授業を終えるのは難しかったです。
  • トラブル事例の状況設定が身近なものになっていて、児童にとってわかりやすかったようです。また、内容がはっきりとわかりやすく示されているので、中学年の児童も内容を十分に理解することができました。
  • 子どもの安心安全に関して今後期待するものは、保護者に対して啓発するプログラムです。親子でスマホ・インターネットについてしっかりと話し合い、家庭でのルールを確立してほしいと願っています。


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