公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 朝の15分で、情報モラルの重要ポイントを指導

群馬県 藤岡市立小野小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『「スマホを正しく使うことは、命を守ることなんだとわかりました。」と児童が感想を書いてくれました』

報告者
6年生担任 狩野先生
実施日時
2020年9月1日(火)

<目的>

郵送で紹介の冊子が届き、安全部で話し合い、安全・情報教育で活用したいということになり申し込みました。防災の日に合わせて「初めてのスマホ安心ガイドブック」を使い、各学級で情報モラル教育を行いました。

<内容>

休校の影響もあり、授業時間で指導することができなかったため、15分ほどの朝の時間で指導を行いました。

はじめに指導用DVDのワークシートの中で特に指導したいページをピックアップして、児童に自分の考えを記入してもらいました。その後、実際にはどんな問題があるのか、ハンドブックを使って話し合いました。時間の関係で指導できなかった部分もありましたが、絵がわかりやすいためか、授業で扱えなかった部分は休み時間に児童自ら読むなど、興味をもっている様子が見られました。

ハンドブックはイラストが多く、児童の興味をひく

<感想>

児童

  • SNSでやりとりするときに、一つ言葉をまちがえるだけで相手に伝わらない場合があるということがわかりました。SNSでやりとりするときは、相手に伝わるかちゃんと読み返してから送ろうと思いました。
  • まだスマホは持っていないけれど、スマホを正しく使うことは命を守ることなんだとわかりました。少しの時間のつもりが長くスマホを使ってしまうことがあるかもしれないので、気を付けていきたいと思います。
  • ふだん友達と話しているときと同じように話してもうまく伝わらないことがあると知り、メールなどをするときは気をつけたいと思いました。自分もゲームやメデイアの時間を決めて、健康な生活をしたいです。

教員

  • 最近では、小学校低学年の児童でもSNSでのトラブルが身近になってしまう可能性があります。「使わせない」ではなく、「どう使うか」という考えで指導していく必要があると思いました。今回の教材は、挿絵も多く児童も興味をもって読み込んでいました。教室保管をして、今後も定期的に活用していきたいと思います。


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