プログラム活用事例
ネット スマホやゲームの長時間利用の解決をめざし、指導を実施
大阪府 泉南郡岬町立多奈川小学校
『「わかっているけどついやってしまう」を解決するため、継続的に指導していきたいです』
- 報告者
- 生活指導担当 南先生
- 実施日時
- 2020年7月13日(月)
- 参加者
- 5・6年生児童 21名
<目的>
長期の臨時休校中に、スマホやゲームなどメディアの長時間使用が高学年児童に目立つことがアンケートからわかりました。安全面で気になる事案もあったため、例年であれば警察と連携して行っている、非行防止教室の位置付けで指導を実施することにしました。
<内容>
2019年度の講師用プログラムをベースに、
「①写真でのトラブル」
「②時間の使い過ぎ」
「③ネットで知らない人と」
を取り上げて指導しました。
「②時間の使い過ぎ」では、「一度ゲームの時間の約束を破ってしまうと、何回も破ってしまう」「自分の寝室にゲーム機を置くのが良くない」など、期待する意見が出ました。
「③ネットで知らない人と」では、警察署から借りたDVD映像を使用し、知らない人とのやりとりが引き起こす危険性についてわかりやすく伝えるよう工夫しました。
<感想>
児童
- 個人情報を教えたり、写真を送ったりすることはとても危険だということがわかりました。ネットで知り合った人には会わないようにします。
- 相手の気持ちも考えてスマホを使いたいと思いました。スマホを使っていて困ることがあったら、親や先生に相談するようにします。
教員
- 授業はスムーズに行うことができ、子どもたちの参加度も良く手ごたえを感じました。しかし、学習したことを真に自分事としてとらえ、実生活にちゃんと活かすには、生活課題の大きい児童ほど難しさがあるようにも思います。「わかってはいるけど、ついやってしまう」をクリアしていけるように継続的に指導を行っていきたいと思います。