プログラム活用事例
ネット 「保護者会→児童への授業」の2段階で、効果的に指導
群馬県 桐生市立相生小学校
『教員の負担なく、短時間で質の高い指導ができる教材です。』
- 報告者
- 3年生学年主任 川崎先生
- 実施日時
- 2020年11月19日(木)
- 参加者
- 3年生児童67名、保護者約40名
<目的>
本校では例年、5年生から本格的にメディアリテラシーについて学習しています。しかし昨今のインターネット及びスマートフォンにおけるトラブルの発生状況を考えると、保護者が子どもにスマホやゲーム機などインターネットにつながる機器を買い与える検討をし出すこの時期に学習することがより効果的であること、令和3年度から運用されるGIGAスクール構想への準備にもなることから、3年生の児童に対して指導を行うことにしました。
<内容>
保護者アンケートを実施したところ、保護者同士で交換したいテーマとして「スマホ・インターネット関連」が上位にあがったため、これを保護者懇談会のテーマとしました。保護者会当日は、各家庭での現状を話し合い、悩みごとなどを共有していくことができました。
<感想>
児童
- 今までYoutubeやLINEを見ていましたが、その中でもやってはいけないことがあるということがわかりました。
- 家の人と相談して、約束を守ってゲームをしたいと思いました。
- インターネットを使うときにはこわいことがあるとわかりました。
教員
- インターネットやSNS等を使うにあたって、身につけておかなければならない力があることはわかっていましたが、まとまった指導をする時間がとれずに悩んでいました。今回の授業では、保護者会と絡めることで短時間でも有意義な学びにつながったと思います。児童に配布する教材はもちろんのこと、指導者向けの資料も大変充実しており、教員の負担なく質の高い指導をすることができたのでありがたかったです。個人的には、今のインターネットにまつわる問題の原因の一つには、子ども向けのデバイスや制度が追いついていないためではないかと思います。大人が使うものと子どもが使うものははっきりと分けなければならないと感じています。