プログラム活用事例
ネット 冬休み前にネットモラルについて指導
静岡県 三島市立長伏小学校
『友達同士でオンラインゲームをするときにも、今回学んだことをしっかり意識してほしいです。』
- 報告者
- 5年生担任 大内先生
- 実施日時
- 2020年12月9日(水)
- 参加者
- 5年生児童 25名
<目的>
毎年5年生は、外部講師を招いて保護者と児童を対象としてSNS講座を行っていましたが、今年は感染症対策のため外部講師を招くことが困難だと判断し、SNS講座を中止にしました。そこで、冬休みに入る前にスマートフォンやインターネットの使い方について学んでもらいたいと考え、学級にて指導を実施しました。
<内容>
学級活動の時間に、講師用プログラムに沿って45分間の授業を実施しました。SNSのやりとりの事例を紹介し、花子さんがなぜ返事をせず公園にも来なかったのか、活発に意見を出し合いながら考えました。
話し合いの中で、メッセージを受信する人が発信する人の意図を必ずしもくみ取れるわけではないというまとめができました。また、個人情報をアップロードすることは絶対にしてはいけないとわかっている子どもたちが、スライドを見て「絶対にだめでしょ。」とつぶやいていたのが印象的でした。
最近は友達同士でオンラインゲームをしながら、愚痴を言ったりチャットに書いたりすることがあるそうです。今回の授業により、改めて問題意識をもってもらえたと思います。多くの子どもが振り返りをたくさん書いてくれました。
<感想>
児童
- 今回の授業でインターネットのこわさを知りました。インターネットは十分に注意して使いたいです。ゲーム依存症にならないよう特に注意して、楽しくゲームをしたいです。
- メッセージだけだと本当の意味が分からないので、読み返すことが大切だと知りました。インターネットでは、さまざまなトラブルが起こりやすいので、ルールやマナーを守って、個人情報を流さないように気をつけて使っていこうと思いました。
- ぼくもスマホを持っていてゲームしかしていないけれど、だからと言って安心してはいけないんだなと感じました。ゲームをやりすぎないように時間を守って、生活に支障が出ないようにしたいです。
教員
- スライドとシナリオがあったので、準備時間や労力をかけずに授業をすることができました。視覚的にわかりやすいスライドになっており、子どもたちが考えやすかったと思います。また、まとめが端的でわかりやすく、要点をしぼって子供に伝えることができたのではないかと思います。