プログラム活用事例
ネット 4~6年生にネットモラル指導。ネットの危険性などじっくり話し合い
山梨県南巨摩郡 南部町立栄小学校
『一人ひとりの気づきを大切にしながら、児童の今後の生活に活かせるよう指導しました。』
- 報告者
- 教務主任 斎藤先生
- 実施日時
- 2020年12月23日(水)
- 参加者
- 4年生~6年生児童 26名
<目的>
1学期に行った学校評価のための児童アンケート・保護者アンケートの回答から,ゲームの使用時間や動画の視聴時間について課題があることが浮き彫りとなりました。また昨今の社会情勢も鑑み,学校としても対策を打つ必要があると考え,冬休みを迎える前に指導を行うこととしました。そんな折ベネッセこども基金から学校へ教材の紹介があり,講師用プログラムを活用して指導することにしました。
<内容>
4年生から6年生の各学年で,担任が学級活動の時間に授業を行いました。
各学年に配置されている50インチの大型テレビにパワーポイントの資料を投影し,講師用プログラムに沿って授業を展開しました。小規模学級であることを活かし,一人ひとりの考えや気づきを大切に扱い,自分の今後の生活に活かせるよう配慮して進めました。一人ひとりの実感として,「気をつけないといけない」という考えを持てていたようです。
事前に準備したものは,SNSに関連した事件についての記事などです。それ以外は,プログラムに教員用のシナリオもついていたため,各学年担任に任せて授業を進めることとしました。
<感想>
児童
- 授業を受けて,文字のコミュニケーションでは勘違いが起きやすいということに気がつきました。またSNSでは,姿が見えないのでうそをついている人もいると知り,少しこわくなりました。
- 写真を投稿するだけで,いろいろな個人情報がわかってしまうことを知りました。またSNSのやり取りでは,送る前に何度か見直して本当に送っていいか確かめないといけないと思いました。
- インターネットやゲームでの時間の使い過ぎは危ないとわかりました。一日の使用時間を考えて決めるようにしたいと思います。
教員
- 道徳の授業ですでに学んでいた「文字だけのコミュニケーションの落とし穴」のことや,過去に学んだ防犯教室での内容などを思い出して話し合うことができていました。動画の内容は身近でわかりやすいものでしたが,リアルな感じは薄かったかもしれません。1時間の内容としてはとても密度が濃く,小規模学級だから時間内に終わりましたが,多人数の学級では話し合いを深めるのは大変かもしれないと感じました。