公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

防犯 冬休み前に自分の身を守る安全意識を高める指導を実施

神奈川県 横浜市立上白根小学校 

子どもの安心・安全を守る活動

『児童の通学路のようすを取り上げながら、逃げ込める場所などを確認しました。』

報告者
児童支援専任 刈谷先生
実施日時
2020年12月24日(木)
参加者
2年生児童 29名

<目的>

冬休みは、遠いところに出かけたり、子ども自身が使えるお金(お年玉)が手に入ったりと、ふだんとちがう行動をとることが多くなります。自分の身は自分で守る意識をもつことが大切だと理解してもらいたかったので、本教材を使用することにしました。感染症拡大防止のため低学年でクラスごとに実施。他のクラスも順次実施していく予定です。

<内容>

2年生は以前、地域の警察署の職員による「非行防止教室」を受けました。そこでは、自分が加害者になるかもしれないことを、行動する前に考えることで回避する大切さを学びました。今回の学習では、自分が被害者にならないためにどうしたらよいのかを考えました。

教室にある大型モニターにスライド資料を映し、シナリオを参考にしながら、本校の子どもたちがよく遊んでいる公園や通学路のようすを取り上げて説明したり、質問を投げかけたりしました。助けを求めるときの特別な大声を出してみて、伝え方を練習しました。

「こんなときどうする?」に自分の考えを話す子どもたち。
「子ども110番の家」以外にも逃げ込める「人のいるところ」を説明。

<感想>

児童

  • 習い事の帰りはお母さんが迎えに来てくれますが、ときどき一人で帰ることもあります。少しこわいので、もっと気をつけて歩こうと思いました。
  • 防犯ブザーが使えるか確かめたら、音が出ませんでした。電池が無いか、壊れたのかもしれので、うちに帰って見てもらおうと思います。

教員

  • 冊子があるので、帰宅後、保護者にどんなことを学んだのか、何に気をつけなければいけないのかを伝えることができると思います。


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