プログラム活用事例
ネット ネットでのトラブルを防止するため、重点的にSNSモラルを学習
三重県 志摩市立鵜方小学校
『保護者からも好評で、教育委員会からも教材内容について問い合わせがありました・』
- 報告者
- 教頭 西山先生
- 実施日時
- 2020年12月~2021年2月
- 参加者
- 3年生~6年生児童 352名(各クラスにて実施)
<目的>
子どもたちの身の回りには、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、パソコン、テレビ等があり、インターネットがとても身近なものとして使用できる環境にあります。大人にとっても子どもたちにとっても便利なツールではありますが、ともすればさまざまなな危険と隣り合わせとなったり、トラブル発生の要因になったりします。
11月に県警によるネットトラブル防止教室を実施していますが、子どもたちに楽しさや便利さの中にある危険性について、この教材を通してより身近なこととして学び、一人ひとりが自分や友だちを大切にできるよう成長してほしいと考え、改めて教材を使っての指導を実施しました。4年生・6年生については、3学期に冊子を使い学習する予定です。
<内容>
15分版の講師用プログラムを活用し、11問の問いについて意見を求めながら進めていきました。中でも、Q4の「人を傷つける内容や、誰のことかわかる情報をSNS等に投稿しないこと」、Q9の「自分の情報を書き込まないこと」について立ち止まり考えました。相手の立場に立って行動すること、うっかりとした投稿が大きな危険につながることなどを改めて考え合うことで、自分自身のルールを考えられれば、より楽しく安全にスマホ等と付き合えると学びました。
また、この学習のようすや内容を、教材の冊子とともに保護者の皆さんに学級通信でお知らせし、お子さんと話し合ってもらうこと、冊子の最後にある「我が家のスマホルール」について家庭で話し合い再確認していただくことをお願いしました。
<感想>
児童
- スマホやパソコンは楽しいけれど、危険なところもあるんだなと思いました。今度からスマホなどを使うときにルールやきまりをきちんと守るようにしたいです。(3年生)
- 私はスマートフォンを持っていませんが、もし使うときは「個人情報や写真をのせない」「人がいやだと思うことはのせない」など心に残しておきたいです。(5年生)
- やっぱりSNSはこわいなと思いました。一瞬の隙が命をうばうみたいな感じがしました。知らない人とはやらない方がいいと思いました。(5年生)
教員
- スマホとのつきあい方について一問一問考えながら学んでいけるプログラムとなっており、重点の2項目だけでなく、日頃の使用の仕方について振り返ることができました。自由な時間が多くなる冬休みを前に学習できよかったと思います。持ち帰ったテキストを見た保護者から、内容もわかりやすく、学校でもていねいに指導していただき大変よかったという感想をいただいた。教育委員会からも、内容および入手方法などの問い合わせがありました。