公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット ネットのトラブル防止に児童向け、保護者向けそれぞれにプログラムを活用

熊本県 人吉市立人吉東小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『児童には授業時間を使って指導、保護者にはガイドブックを配付して懇談会でお話することができました。』

報告者
教頭 池邉先生
実施日時
2020年12月10日(木)~23日(水)
参加者
3年生~6年生児童約340名(授業)、全学年保護者約350名(懇談会・資料配布)

<目的>

高学年においてネットゲームでのトラブルや課金等の問題が身近なものとなってきました。また、LINEを通じたコミュニケーショントラブルも懸念されます。本校だけではなく近隣の小中学校でもSNS使用について生徒指導をしていると聞いています。

そこで実態を把握するために、本校4年生以上の保護者にSNS使用に関するアンケート調査を行いました。アンケート結果から、情報モラルに関する児童への指導と保護者への啓発活動が喫緊の課題であることが明らかとなり、学校全体で取り組むこととしました。その際、新聞の広告欄でベネッセこども基金の取組について知り、資料やガイドブック、応援キット等の送付を依頼しました。

<内容>

<児童への指導>
情報モラルに関する指導の時間として各学級1~2時間を設定し、「スマートフォン・インターネット安全教室講師応援キット」を活用して授業を行いました。授業前に各学年担任がキットを回覧して視聴。流れを確認したうえで授業に臨みました。

6年生の1クラスは、保護者参観時に「楽しくコミュニケーション」をテーマに授業を行いました。動画への児童の食い付きがよく、主人公の失敗話に共感しながら意見を述べる児童もいました。 各学年、児童の実態に応じてテーマを選び、動画とワークシートを組み合わせて授業を進めましたが、児童に自分事としてとらえさせることができました。

教室での授業のようす

<保護者への啓発>
保護者向けには、懇談会にて全学年、情報モラルについての話題を中心に進めました。はじめに本校のSNS使用に関する実態についてパワーポイントを使って担任が説明し、その後保護者から感想や意見を出してもらいました。

どこの家庭でも同じような悩みや課題を抱えていることがわかりました。懇談会では「初めてのスマホ安心ガイドブック」も配付し、子どもにスマホやゲーム機をもたせる保護者としての責任について考え、今後どのようなかかわりをしていけばよいのか等について考えていただく機会としました。

保護者懇談会に参加されなかった家庭には、ガイドブックを配付し、通信等をとおして啓発を行いました。

保護者懇談会で「初めてのスマホ安心ガイドブック」を開きながら説明を聞いているようす

<感想>

児童

  • SNSのやりとりをするときは、相手に伝わるように書くことや、相手を傷つけないようにすることを覚えておきたいです。また、簡単にネット情報を信じないように気をつけようと思いました。(4年生)
  • SNSは、便利だけどとても怖いことがたくさんあるということを学びました。相手に誤解なく伝えるのが難しかったり、長時間使い過ぎてしまったりすることがあるので、これから気をつけたいです。(6年生)

教員

  • 授業での反応がとてもよく、自分のこととしてとらえているようでした。懇談会では、保護者のかたが真剣に、興味深そうに聞いていました。

保護者

  • SNSの問題はとても考えさせられました。今後の子どもとのかかわりをしっかりしていかなければと改めて思いました。
  • ゲームをやることやスマホを扱うことを悪ととらえるのではなく,うまく活用できるようサポートしていきたいと思いました。


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