プログラム活用事例
ネット 教育委員会主催の子育て講座にて、市内12校の小学校就学予定の保護者にスマホ講座
山口県 山陽小野田市教育委員会
『年々、低年齢化していくネット・スマホ使用について、早い段階から家庭でルール作りをしていただくようお願いしました。』
- 報告者
- 社会教育課 來嶋様
- 実施日時
- 2020年9月23日(水)~11月19日(木)
- 参加者
- 山陽小野田市内の小学校12校の、令和3年度入学予定児童の保護者約600名
<目的>
例年、小学校就学予定の子どもの保護者に対して就学時健康診断の際の待ち時間を活用して子育て講座を行っています。講座は毎年、市内の各小学校に1チームある「家庭教育支援チーム」のリーダーとボランティアにより開催していますが、今年度はスマホのことについても講座の内容として扱おうということになり、ベネッセこども基金の「初めてのスマホ安心ガイドブック」の教材を活用してお話をしました。
<内容>
本市の家庭教育支援チーム員は子育て経験者、先輩保護者であり、民生委員や教職OB等、教育に関して造詣も深く、県の家庭教育支援養成講座プログラムを受講するなど、経験・知識ともに豊富なメンバーです。
このたび講座をするにあたって、近年、低年齢化しているスマホ使用について保護者に話をする必要性を感じ、定評のあるベネッセこども基金の教材を活用することにしました。本市教育委員会のルールにより保護者への冊子配付はできなかったため、各講師が教材の内容を保護者に伝えるという形式で講座を行いました。
講師自身もスマホ使用についての知識が増え、大変勉強になったと好評でした。講座の中では主に、インターネットやゲーム使用のルール作りに関して話をしました。事後の質問やアンケートにはスマホ関連のものが多く、保護者のニーズに沿った講座が展開できたと考えています。
<感想>
児童
- スマホやタブレットを子どもに与えていると、親の手がかからないのでついつい自由にさせてしまいますが、今日のお話を聞いてさっそくルール作りをしようと思います。まずはペアレンタルコントロールやフィルタリングについて検討していきたいと思います。
- ルールを作るときには、必ず子どもと話し合って決めることが重要だと聞きました。一方的にルールを守らせるのではなく、しっかりと子どもと向き合って話し合い、合意をとっていくようにしたいと思いました。
- 子どもにはまだスマホやタブレットを使わせていませんが、入学と同時に市から端末を貸与されると聞いています。より一層、使い方やルール作りが肝心だと思う一方、親自身もこういった端末にくわしくなる必要があると感じました。
教員
- 項目ごとに指導事項が分かれているのでポイントがつかみやすかったです。クイズ形式になっているので、保護者と子どもで一緒にスマホについて考えてほしいと思います。