公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 映像教材を効果的に使い、具体的な場面をイメージさせながら指導

栃木県 宇都宮市立晃宝小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『「自分も知らぬ間に個人情報を漏らしているかも...」と、子どもが自分事として考えることができました。』

報告者
教務主任 土屋先生
実施日時
2021年7月2日(金)
参加者
4年生児童 27名

<目的>

自分用のスマートフォンを所持している児童はまだ少ないですが、ゲーム機や家族のスマホで通信している児童は多くいます。また、1人1台タブレット導入が始まり、インターネット通信やチャット機能の使用がより身近なものになりました。しかし、使用に際してモラルやルールの徹底が完全でなく不安があったため、本資料を活用して指導することにしました。

<内容>

学級活動の時間を使い、「初めてのスマホ 安心ガイドブック」の内容に沿って、45分の授業を行いました。スマホだけでなく、ゲーム機やタブレットの場合も含めて考えさせました。ネットゲームの課金については、実体験を話し始める児童もいて、より身近に感じると同時に安易に手を出してはいけないと感じた児童が多く見られました。今回の授業で子ども達は、楽しく便利なだけでなく、モラルを意識しルールを守って安全に使用することの大切さを意識することができた様子でした。

冊子を開き、内容の確認をする児童
「こんな時、どうしたらいいかな?」3択で考える

<感想>

児童

  • インターネットなどは上手に使うと便利なものですが、すぐ近くに危険が潜んでいるんだなと思いました。
  • もしかしたら自分も知らぬ間に個人情報をインターネットにのせているかもと思って怖くなってしまいました。やりたいことを何でもやるのではなくて、家の人と相談しようと思います。

教員

  • 児童に具体的な場面を提示しながら考えさせる際に、映像の提示が場面の理解に役立ちました。資料の活用により、SNS・個人情報の扱い・ゲーム・インターネットなどに触れ、情報モラルに関する概要をつかむことができました。今後さらに、タブレットの使用に際しての様々なルールやモラル、リテラシーなど具体的な場面を通して学んでいこうと思います。

SNSでこの記事をシェアする

一覧に戻る