プログラム活用事例
防犯 14のポイントの中から、児童の実態に合ったテーマをピックアップ
大阪府 東大阪市立上小阪小学校
『「一人になりがちな場所」をみんなで挙げていくなど、実践的な学びができました。』
- 報告者
- 1年生担任 川嶋先生
- 実施日時
- 2021年7月20日(火)
- 参加者
- 1年生児童 76名
<目的>
小学校生活初めての夏休みということもあり、事件や事故にまきこまれず楽しく過ごせるよう、生徒指導の一環として「子どもの安全・安心ハンドブック」を活用し授業を行いました。
<内容>
「子どもの安全・安心ハンドブック」の中の14のポイントを読みました。特に、「ひとりになりがちな場所」のテーマは冊子を見ながら実際どのような場所があるか学級で考えました。挿絵があったので、考えやすく子どもたちからは家や学校の周り、登下校中の場所などさまざまな場所が挙がりました。
「自分を守るための長さ」のテーマでは、相手につかまれない距離はどれくらいかをみんなで考えていました。「助けて」を伝える方法として、「助けて」以外に「わー」「きゃー」など自分がすぐに出せる言葉で大きな声を出す練習もしました。また、声が出ない時には防犯ブザーを鳴らせばいいことを確認し、防犯ブザーを鳴らす練習をするなどして、子どもたちが危険なことにあったときに、どのように行動すればよいか考えられる1時間になりました。
<感想>
児童
- 一人にならないように、友だちとあそびに行こうと思います。しらない人と話すときは、つかまれないようにはなれるようにしようと思います。
- 防犯ブザーはうるさかった。防犯ブザーをつかったことがなかったけれど、つかい方がわかってよかったです。
教員
- 冊子に挿絵があって、低学年でも使いやすいと思いました。安全・安心14のポイントがありましたが、子どもや学校の実態に合ったポイントに着目して授業を組みました。実際に大声を出したり、いつも鳴らしてはいけないと言われている防犯ブザーを鳴らす体験は安全教育の面で必要だと感じました。