プログラム活用事例
ネット 情報モラル推進校としての研究成果をもとに、ネットの約束を再確認
東京都 文京区立湯島小学校
『情報モラル 私の宣言書』として各家庭での約束事を明確にしました。
- 報告者
- 6年生担任 池神先生
- 参加者
- 1~6年生児童
<目的>
全校で各学級、各担任が冊子を使って情報モラル学習の一環として行いました。
本校では平成28年度に東京都の情報モラル推進校として研究発表を行っています。その際、児童に情報モラルを身につけさせるためには、家庭と学校が連携し、発達段階を考慮して学習指導を行うことが大切だという成果がありました。その成果に至る1つに「情報モラル 私の宣言書」の取り組みがあります。
「情報モラル 私の宣言書」は、ICT機器を児童が使用するうえでの家庭での約束事です。現在、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、外出禁止を余儀なくされ、他者とも適度な距離を保って生活しなければならない時代になってしまいました。子どもたちは、他者と距離を置き、スマートフォンやタブレットなどを通してコミュニケーションを取ることが増えました。ICT機器の長時間使用による視力低下や健康面も心配されます。
この夏季休業中に全校で行った「私の宣言書」の取り組みは、こうした課題に対して、児童が自ら約束事をもとに使いすぎの注意やICT機器の良さを改めて見直し習得していくことにつながります。
「スマートフォンインターネット安全教室」の冊子は、このような全校の夏季休業前の情報モラル学習の手立ての一つとして活用しました。
<内容>
各学級にある電子黒板で、投影用スライドを使用して一斉指導を行いました。Q3「その言葉正しく伝わる」とQ6「手放せなくなっていない?」の2つを中心に、冊子といっしょについていた講師用シナリオをもとに指導を展開しました。
<感想>
児童
- Q3「その言葉、正しく伝わる?」では、「かわいくない。」という言葉なども、伝わりにくいなと感じました。記号などの!?を適切に使って、なるべく詳しく自分の気持ちを伝えていきたいです。
- Q6「手放せなくなっていない?」では、「私の宣言書」に取り組んでメリハリのある生活時間を過ごしたいと思いました。また、グループトークをする際は、何時まで使用するかなどを友達と互いに決めてから設定しようと思います。