公益財団法人ベネッセこども基金

プログラム活用事例

ネット 毎週来校している情報支援員のかたが安全指導を実施

静岡県 富士市立青葉台小学校

子どもの安心・安全を守る活動

『45分版のプログラムを使い、スムーズに授業ができました。』

報告者
教務主任 知覧先生
実施日時
2021年7月 15 日(火)、 20 日(火)
参加者
3年生児童 83 名、4年生児童 71 名、5年生児童 92 名、6年生児童 81 名

<目的>

夏季休業中に児童が個人用タブレットを家庭に持ち帰るので、情報モラルをしっかり身につけて利用できるよう指導を行いました。週に1日来てくださる情報支援員さんにお願いし、「初めてのスマホ安心ガイドブック」を使用して、学年ごとに1時間ずつ体育館で指導をしてもらいました。また、保護者にもガイドブックを読んでいただき、タブレット利用についての協力を呼びかけました。

<内容>

45 分用の講師用プログラムに沿って、各学年 45 分の授業をしました。情報教育なので、総合的な学習の時間で行いました。

SNSで会話のトラブル「なんで来るの?」は、子供達も相手が誤解しているということにすぐに気づいたようで、送信前に相手にしっかりと伝わるか読み返すことの重要さが分かったようです。写真でのトラブルでは、人が嫌がる写真や本人の許可のない写真はSNS等に投稿してはいけないことは知っていた子供が多かったですが、本や映画を撮ってはいけないことを知らない子供もいました。写真を撮ってはいけない物や場所が分かったようです。

時間の使い過ぎについては、普段ゲームで保護者から言われることも多いのか、よく分かっていたようです。ネットで知らない人と会わないことは、3・4年生にはまだ実感として分からない子供も多かったですが、6年生では実際に誘われた子供もいるようで危険性を感じてくれたようです。

学級担任からは保護者の方に、ガイドブックを読んでもらうこと、トラブルにならないように利用の協力をしてもらうことなどを呼びかけました。

<感想>

児童

  • SNSで知り合った人に誘拐されたというニュースを見たことがあるので、ネットで知り合った人とは、絶対に会いたくないなと思いました。スマホは便利ですが、それと同じくらい怖いなと思いました。SNSを使う時は、自分だけでなく友達の個人情報を載せないように気を付けようと思いました。(6年生)
  • ゲームなどをやり過ぎてしまうと、眠くなるだけではなく勉強もはかどらないことを初めて知りました。ゲームなどをする時は、親と相談して○分までと決めて、それをしっかり守ることが大切だと思いました。人の嫌がることをすると自分にも返って来るし、相手も嫌がることなのでやってはいけないことだと思いました。(5年生)
  • 私は、今までネットのことは特に気にしてはいなかったけれど、今日勉強してネットはすごく恐ろしいし、大変なんだなということが分かりました。私は、ユーチューブもよく使っているので、気を付けるようにしたいです。課金もしないように気を付けます。(4年生)

教員

  • 私は、スマホをまだ持っていないから、お母さんに聞いてから使いたいと思いました。スマホを使うようになったら役立つから、話を聞くことができて良かったです。(3年生)
  • 体育館で学年ごと(4~6年)に<45 分版>のプログラムを使って授業を行いました。スライドノートにポイントやこの部分の目的が明示されていて、事前に流れがつかみやすく研修もやりやすかったです。今回は「まとめて」行ったので、<45 分版>のプログラムでしたが、今後、子供達の状況に合わせ、<15 分版>のプログラムからピックアップして教室で行うとより理解が深まるのではないかと思いました。

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